若年性アルツハイマー介護日記

妻は57歳。 平成17年に若年期認知症と診断されました。

総胆管結石

今回の病気の経過を控えておきたいので、
自分のための、メモ書きです。

 

上書き保存していきますので、
更新になっていても、無視で、どうぞ。

 

10月5日 

吐き気、腹痛を訴える。
夜中に、嘔吐 4回、下痢 1回。
体温 36.0度。
朝起きてから、一日食欲がない。
翌日は、体調が戻り、元気。
食欲もあり、腹痛もなくなったので、
病院へは行かなかった。
 

 

11月14日 

夜中に、気持ち悪いと言って、嘔吐。
体温 36.3度
 

 

11月15日 

朝起きても、気持ち悪いのが続く。
昼に熱を測ったら、 38.8度
夕方          37.3度
夜            38.0度
一日何も食べていない。
水分も、あまり取らない。
トイレの失敗が、3回ある。
 

 

11月16日 

朝の体温      35.3度
かかりつけ医に連れて行く。
血液、尿検査を行う。
  GOT     50      標準 10〜40
  GPT     108      標準  5〜45
  γーGTP  238      標準  45以下
  クレアチニン 1.06     標準  0.46〜0.82
  CRP     200      標準  0.3以下
CRPが異常に高く、体内に炎症ができている恐れが
あるので、レントゲンを撮る。
肺に異常はなし。
何も食べていないので、点滴を打つ。
「おなかの風邪」と診断。
 

 

11月24日 

腹痛が、再発。
熱は、平熱の35.3度
1回、嘔吐。
 

 

11月25日 

かかりつけ医に行き、再診。
血液、尿検査を行う。
結果は、後日。
前回頂いた薬で、一度は落ちついたので、
同じ薬が、処方される。
前回異常な高さになった、CRPはすぐに
結果が出て、今回は、0.9。
点滴を行う。
 

 

11月26日 

気持ち悪いのは治まっているが、微熱が続く
37.2度
 

 

11月27日 

朝、かかりつけ医から電話がある。
肝臓の数字が異常なので、すぐに大きい病院で
診てもらった方が良いとのこと。

 

GOT    530
GPT    309
γ-GTP  475

 

精神科に通院している病院に、問い合わせを
して頂く。
診察してもらえるとのことで、紹介状を持って、
転院。

 

黄疸が出ている。
肝臓病、もしくは、胆石が疑われるので、そのまま
入院になる。

 

CTスキャンで検査をしたところ、
胆管に結石ができていて。
「総胆管結石 及び 胆管炎」の診断。

 

体が拘束になり、手術が終わるまで、24時間点滴
になる。
 

 

11月30日

第1回目手術
「内視鏡的(チューブ)ステント留置術」

 

【目的】
結石で、胆汁の流れが悪くなっているため、黄疸と、
胆管炎が起きている。
内視鏡で胆管にチューブを入れて、溜まった胆汁を
十二指腸に流す。

 

12月3日

第2回目手術
「内視鏡的乳頭切開術」

 

【目的】
胆管の出口(十二指腸乳頭部)を広げ、総胆管の
結石が通過できる通路を作る。

 

【方法】
電気メスのついたカテーテルを挿入し、十二指腸乳
頭部を切開する。
採石用バスケットで、結石を胆管より引き出す。

 

12月4日

手術が成功し、点滴をはずし、食事ができるように
なる。
これまでの、隔離病棟から、普通の病室に移る。
ただし、精神科閉鎖病棟。

 

エコーで検査をしたところ、まだ石が残っているので、
再手術か、そのままにして自然に流すかを検討して
頂いている。

 

12月6日

手足の拘束ははずれたが、腰だけはまだ拘束ベルトが
ついている。

 

面会で、和やかに話しをできるが、帰り際になると、置い
ていかれるのを嫌がり、暴れることがでてくる。
看護師の対応が良く、トイレに連れて行って頂いている内
に部屋をあとにする。
帰ったことが分からない。

 

12月7日

消化器科のDr.より説明。
胆管の石は取り除けたが、まだ検査で高い数値が出ている。
小さい石が残っている可能性があるので、9日に再検査を
行い、まだ数字が高ければ、再手術。
数字が低くなれば、退院。

 

胆管とは別に、超音波検査で、胆のうの中に、大・小の石を
確認。
胆のうに石があると、今回の病気の再発もあるので、胆のう
摘出手術を行わないといけない。
すぐには行わないが、いずれ考える必要がある。

 

12月9日

血液検査の結果、データはまだ高いが、下がり傾向になって
いるので、退院が決まる。

 

12月11日

退院

 

12月25日

24日に、エコー検査、血液検査を行う。
25日診察。 

 

CRP(炎症反応)が正常に戻っている。
肝機能も問題のない範囲になっている。
エコーで胆のう内の胆石も確認できなかった。

 

2ヵ月後の2月19日に再度検査を行い、数字に異常が
なければ、今回の治療は終了になる。

 

2月

 

 

3月

 

 

4月

 

 

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若年期認知症のつどい

 昨日、(社)認知症の人と家族の会 神奈川県支部 が、
開催した、
「若年期認知症家族・本人のつどい」
に出席した。

 

介護をしている家族のほか、認知症のご本人も参加する。
昨日は、介護家族が、約20人、本人は、約10人、
そして、世話人、サポーターが10人位かな。
大勢の人が、集まった。
  ( 人数は数えなかったので、不確かです。 
        もっと多かったかも )

 

介護家族と本人は、別々の部屋で過ごす。
家族たちは、一人ずつ近況、悩みを話し、
皆さんから、アドバイスを頂く。

 

話すことで、心のモヤモヤが晴れ、
実体験からの、アドバイスをもらえる。
そして、たくさんの、勇気と励ましを頂く。

 

本人たちは、散歩を兼ねて、
全員の昼食の、お弁当を買い出し。
午後は、ゲームや、おしゃべりで過ごす。
隣の部屋から、大きな笑い声が聞こえる。

 

僕は、何度も出席しているが、
花子さんは、出た事がない。

 

僕と、離ればなれで過ごすことは、
難しいと思っていた。

 

同じ家族会で催している、
夫婦での散策には、
ようやく慣れてきた。

 

せっかく、楽しめるようになったのに、
家族会の印象が悪くなると、
そっちまで、行きたくなくなるんじゃないかと考え、
一人で行くことにしていた。

 

11時から開始。
朝、花子さんに、

 

今日、仕事で出かけるよ。
4時くらいまでには、戻ってくるよ。

 

急に、顔が暗くなり、

 

どこにいればいいの? 

 

なにしてればいいの?

 

ひとりじゃ、いられない。

 

最近始まった、「一人でいられない症候群」が、ずっと続いている。
僕のあとをくっついて、離れない。

 

思い切って、

 

じゃあ、一緒に行く?
皆で話し合いをするんだけど、
隣の部屋にいるところがあるよ。

 

いく。

 

よし、一緒に行こう。

 

思い切って、連れて行くことにした。
良い、経験かもしれない。

 

途中、車の中で、もう一度、説明。

 

いつも、散歩に行ってる人達も来るんだよ。
花子と、同じ症状の人達で、
買い物に行ったり、
散歩や、ゲームをして遊ぶんだ。
僕たちは、隣の部屋にいるから、
いつでも行き来できるんで、安心だよ。

 

だんだん、顔が曇ってきた。

 

クルマのなかで、まっててもいいの。

 

4〜5時間も、いられないよ。
知った顔の人がいるから、大丈夫だよ。

 

かえろうかな。

 

もう帰れないよ。
大丈夫だから、思い切って、行ってみよう。

 

・・・・・・

 

受付を通る。
知り合いの人から挨拶をされ、
和やかな雰囲気。

 

世話人の方も、明るく、歓迎してくれる。

 

いよいよ、別の部屋。
世話人に頼んで、サポーターを一人つけて頂いた。
上手に、隣の部屋に誘導してくれた。

 

買い物に出かける音がした。
気になってしょうがないが、
もう、預けた。
お任せしよう。

 

つどいでは、皆さんが悩んでいることを話される。
涙を誘われることばかりだ。

 

昼食。
本人たちのグループは、先に済ます。
花子さんのところに行く。

 

どう、大丈夫?

 

口だけ動かして、

 

か・え・る

 

と言っている。

 

もう少し、我慢。
これは、僕のことだ。
自分に、言い聞かせる。

 

隣に座ったりすると、
花子さん、後ろ髪を引かれるので、
弁当を持って、別室の、介護者の輪の中に入った。

 

終了は、3時だ。
話しが盛り上がり、30分くらい過ぎてしまった。

 

廊下に出る。
花子さん達本人は、もう、コートを着て待っていた。

 

花子さん、すごく良い笑顔。
世話人、サポーターの人と、明るく挨拶をしている。

 

花子さん、大丈夫でしたよ。
楽しんでましたよ。

 

ありがとうございます!

 

車に行き、

 

どうだった?

 

みんなすごくやさしくて、よかったよ。

 

大丈夫だったか〜
すごい、心配しちゃったぞ。

 

ぜんぜん、へいきだった。
やさしいひと、ばっかり。

 

良かったな。

 

ランは、どうしてるかな。
さみしかったろうね。

 

よし、帰ったら、ランを連れて散歩に行こう。 

 

うん。

 

帰って、ランを連れて散歩。
気分が良いので、横浜港まで、足を延ばす。

 

横浜港の夜景。
ビルの谷間から、富士山も見えた。
良い、一日だった。

 

横浜港 

 

 

 

でもな〜

 

なんだかな〜

 

僕が、一人で心配してるだけで、
花子さんの方が、よっぽどたくましい。

 

それにしても、
家族の会の、世話人とサポーターに、感謝。
人見知りと、引っ込み思案の花子さんを、
上手に溶け込ませてくれた。

 

 

考えすぎの、僕のことも、一緒に。

  

 

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できること

花子さんは、できないことが多くなってきたけど、
できることも、たくさんある。

 

 

 

花子さんは、ヤクルトが好きだ。
二人で買い物に行くと、
いつも、カゴの中に入れる。

 

    他に、ポッキー、あずきバーは定番。

 

自分から飲むことはないんで、
僕が冷蔵庫を開けて、声をかける。

 

ヤクルトがあるよ。
飲む?

 

うん。

 

はいよ。

 

と言って、投げる。
3〜4メートル先にいる花子さんは、
上手にキャッチする。

 

これって、難しいことだ。
投げられた物は、放物線を描いて、
手元に届く。
品物をしっかり見ることと、
頭の中で、どこに落ちるか、計算する必要がある。

 

以前、認知症の長谷川式検査で、
長方形の立体図を描けなかった。
立体を、認識することができなかった。

 

捕るの上手だな。

 

簡単。

 

じゃあ、開けてやるよ。

 

そう言って、花子さんのところへ行き、
アルミで覆われている蓋を取る。

 

はいよ。

 

ありがと。 

 

蓋を取ることは出来ないので、
僕が開けて、手渡す。

 

どうせ蓋を開けるんだから、
投げないで、持って行って渡せばいいんだけど、
キャッチを見たいんで、
毎回、投げている。

 

 

 

 

他にも、できること。

 

花子さんは、利き水ができる。
水の、美味しい、まずいが分かる。

 

ここいら辺のスーパーでは、
専用ボトルを持っていけば、
蒸留水、アルカリイオン水を、ただで汲ませてくれる。

 

冷蔵庫に入っている飲み水は、
もっぱらこの水だ。
無味無臭で、すっきりして、美味しい。

 

でも、買い物に行かない日もあるんで、
水を切らすことがある。
そんな時は、水道水。

 

冷たければ、あまり違いはないんだけど、
花子さんは、分かるんだな〜

 

朝夕の薬を飲むとき、
コップに水を入れて、一緒に手渡す。
飲ませると、

 

あ〜〜、水が美味しい。

 

と言う時と、

 

まずい。

 

と言う時がある。
ちゃんと、分かってる。

 

25年前、花子さんが出産後、
茨城のお母さんが、
手伝いで、泊り込みをしてくれた。

 

その頃、茨城では、美味しい井戸水。
こっちで水道水を飲んだら、
臭いと言って、飲めなかった。

 

そのうち、お茶、味噌汁も飲めなくなり、
具合が悪くなって、帰ってしまった。
当時、ペットボトルの水なんて売ってなかった。

 

花子さんの味覚は、母親譲りか。

 

 

 

花子さんは、僕の作る物は、
何でも、

 

美味しい。

 

と言って、食べてくれる。
ちょっと、甘さや、塩が足りなくても、
食べてくれる。

 

褒められるとその気になってしまう。

 

ありがたい。

 

 

 

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洗濯

認知症になる前の花子さんは、
洗濯が好きで、
毎日、朝起きると、
すぐに、洗濯機のスイッチを入れていた。
綺麗に干して、嬉しそうだった。

 

その頃の僕は、
洗濯機を使ったことなく、
花子さんから、

 

洗濯も出来なくて、こまっちゃうね。 

 

と言われたものだ。

 

認知症の初期のころは、
一日に、何度も洗濯機を回していた。
朝、洗濯をするが、
タオル1枚でも汚れが出ると、
すぐに洗う。
水道代の請求を見て、
びっくりしていた。

 

最近は、洗濯機の操作が分からず、
自分で、洗濯をすることはない。

 

僕が洗濯をするようになってからは、
3日に一度くらいかな。

 

二人なので、毎日出る汚れ物は、
下着と靴下くらい。
上に着るものは、2〜3日そのまま。
タオル、シーツも、まとめ洗い。

 

今日、洗濯槽一杯に、汚れ物が溜まったので、
洗濯機を回した。

 

洗い終わるのを見計らって、
2階に上がり、洗濯物を取り出す。

 

洗濯物に、青い紙がついていた。
ズボンのポケットにでも、
ティッシュが入っていたんだろう。

 

花子さんは、最近、
ポケットが膨れ上がるほど、
ティッシュや、トイレットペーパーをちぎって、
詰め込んでいる。

 

洗濯機に入れる時に、
チェックしてるんだけど、
見落としたんだろう。

 

洗濯物を干し始めると、
どんどん、青い紙、綿状の紙が出てくる。
床が紙で一杯になってしまった。

 

ポケットに、こんなたくさん仕舞い込んだのかな。
そのうち、四角いビニールまで出てきた。

 

変だ。

 

なんと、

 

 

 

 

 

 

ランの、オシッコシートだ。

 

トイレに、ラン用のトレーとシートが置いてある。
ランは、いつもここでオシッコと、ウンチをしている。

 

花子さん、
オシッコしているのを気がついて、
片づけてくれたんだ。

 

でも、オシッコで一杯になったシートを
ゴミ箱と間違えて、
洗濯機に、捨ててしまったと思う。

 

まあ、片づけられたことを
大事にしよう。
これからは、洗濯機のスイッチを入れる前に
点検しないと。

 

洗濯物を戻して、
もう一度洗う。
オシッコと一緒だったしね。

 

ウ○チは浮いてなかったので
大丈夫だと思う。

 

 

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家族会での散策

若年認知症の家族会が催している、
夫婦での散策に、参加して来た。

 

今回で、3回目。
デイサービスにも行った事がない、花子さんにとって、
唯一、同じ病の人達と過ごすことができる会だ。

 

参加される方は、皆さんご夫婦で、
同年代の方達。

 

この会を主催して頂いている、
お二人の世話人に感謝。

 

世話人のお一人は、家族の会の事務局の方。
いつも、参加者に、目配り、気配りをして、見守ってくれている。

 

もう一人は、介護家族として参加されている方。
認知症のご主人が一緒だ。
その方が、世話人となり、運営してくれている。
介護者として、苦労が多いのに、
頭が下がる思いだ。

 

参加されている方も、皆さん協力的で、
本人と家族の息抜きを、
安心してできるように、
気遣いをされている。

 

花子さんは、デイサービスなどの支援を嫌がっている。
僕がいれば安心して参加できるので、
これから、公的支援を受けるための、
最初の経験として、一番良いと思っている。

 

それに、僕自身も、自然の中を散策することが、
すごく心地よい。

 

平日なので、仕事を調整しながらになるけど、
休みを取ってでも、参加する価値がある。

 

初回は、花子さんがどういう反応をするか、
おっかなびっくりだった。
途中、腰痛が出たり、
なんとなく、ぎこちなかったけど、
楽しむことが出来た。

 

2回目は、出足でつまずいてしまった。
花子さんには、家族会の集まりとは、言わないで出かけた。
前もって言うと、家から出ないのは見えていた。

 

集合場所の駅に着くと、大勢の参加者、
前回と同じ顔も、多く見られた。
花子さん、挨拶は出来たものの、
表情が、強張っている。

 

これ、なんなの?

 

前に、家族会の人達と、動物園へ行ったろ。
また同じメンバーで、散歩するんだよ。

 

いかない! かえる!!

 

大丈夫だよ、
ずっと一緒だから。

 

いやだ!!

 

これの繰り返しが続いた。
皆さんには先に行ってもらって、
世話人の方が残ってくれた。

 

そのうちに、嫌がるのが頂点に達して、
ぶつ、蹴るが始まった。
駅前で・・・

 

世話人の方にも、行ってもらって、
二人で残る。
少し落ち着いてきたので、
マックに入り、コーヒーを飲む。

 

大丈夫だよ。
前も、行ったら、楽しいって言ってたじゃないか。

 

絶対やだ。
いかないからね!

 

同じことを、繰り返す。
戦法を変える。

 

これに参加するのは、
本当は、僕のためなんだよ。

 

今、仕事のこと、親父と、お袋のこと、
そして、花子のこと。 ランもだ。
毎日、大変なのは知ってるだろ。
家にいるとどうしても、休みの日も仕事になったり、
親の面倒も見ないといけないだろ。

 

こうやって、平日に外に出るのは、
僕の息抜きと、ストレス解消も出来るんで、
どうしても来たかったんだ。
こういう機会がないと、中々外に出れないからな。

 

かわいそうだね。

 

だから、付き合ってくれよ。
皆、良い人達ばかりだから、
安心して、散歩にいけるよ。

 

いいひとだよね。
うん。

 

大成功。
花子さんの、優しさを引き出した。

 

遅れて、皆さんのところへ。
ちょうど、昼食を取っていた。
笑顔で迎えてくれた。

 

帰りに、花子さん。

 

どうってことなかったね。
たのしかったね。

 

 

 

そして、今回。

 

今度は、花子さんに前もって、言っておいた。
楽しかった印象を、たくさん付け加えた。
全く、抵抗がなかった。

 

今回の散策も、ゆっくりとしたペース。
この会の良いところは、一番遅い人に合わせて、歩く。
遅い人は、そのつど違う。
誰も、

 

早く。
急ごう。
まだ?

 

なんて言わない。
ゆっくり待つ。
のんびり歩くことの、気持ち良さ。

 

僕と花子さんは、色々な観光地に行く。
興味ある所を目指して、割と早足。

 

でも、ゆっくり歩くと、意外な物に気づく。
木に止まっている、鳥。
ベンチで寝ている猫。
花の、綺麗さ。
まだ、枝だけの桜の木を見て、
皆で、満開の様子を思い浮かべる。

 

なんという、心地よさなんだろう。

 

花子さん、今回は皆と一緒に、十分楽しめた。

 

よかったね。
たのしかったね。

 

 

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診察

先日、月に一度の
精神科の診察があった。

 

前月は、Dr.が学会に出席だったので、
入院の時の、担当医に見て頂いた。

 

主治医の診察は久し振りだ。

 

名前を呼ばれて、診察室へ。

 

花子さん、お元気でしたか。

 

ハイ。

 

入院の時は、大変でしたね。
体の調子は、どうですか。

 

大丈夫です。

 

ご飯はちゃんと食べられますか。

 

ハイ。

 

夜は寝れますか。

 

ハイ。

 

僕のほうを向き、

 

どうですか?

  

はい。
退院後、見当識障害がかなり出て来ています。

 ( 見当識障害とは、時間や、場所、人など、自分の
   おかれている環境を理解する能力が、衰えている
   障害です。 )
いつも使っている、家の中が分からなかったり、
時間の感覚が、なくなっているように感じます。

 

入院前は、私が仕事でいなくても、
部屋にいることは出来たんですが、
どこにいれば良いのか、居場所が分からず、
いつも、付いて回っています。
仕事場に連れてきて、横の椅子に座らせています。

 

それから、これまでは、着る服が分からず、
順番に手渡ししていました。
渡せば、自分で着れたのですが、
今は、袖通しまで手伝わないと、
着れなくなりました。

 

そうですか。
環境の変化で、入院をきっかけに、
変わってしまうことがありますからね。

 

精神的には、わりと安定していて、
荒れたりすることはないです。
入院前は、腰痛がひどかったんですが、
真っ直ぐ、長期間寝ていたのが良かったのか、
痛がることが、なくなりました。
そのお陰で、穏やかに過ごせています。

  ( コメントで指摘されたのですが、
    腰痛がなくなったのは、胆管結石を取ったからかも
    しれません。
    結石の影響は、色々あるようです。 )

 

私の言うことを、素直に聞いてくれるので助かってます。

 

そうですか。
花子さん、全部ご主人がやってくれて
良かったですね。

 

はい。
ありがたいです。

 

そろそろ、デイサービスも考えたほうが良いですね。
ご主人がいないとき、急に体の具合が悪くなったら
大変でしょう。

 

・・・・・・

 

最近、家族会の集まりに、
二人で、出かけ始めました。
若年認知症の、ご夫婦の集まりで、
色々なところを、散策しています。

 

それは良いことですね。
だんだん慣れてくるといいですね。
では、薬は、いつもと同じで良いですか。

 

お願いします。

 

花子さんは、このDr.を信頼している。
良い関係が、保たれている。

 

頼りになれるDr.が、主治医で助かってます。

 

 

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注) 身体拘束について

昨日の記事、そして、これまでの記事を見直すと、
身体拘束について、否定的にとられるかも知れません。

 

今回の入院での、身体拘束は適切な治療と思っています。

 

花子さんの入院は、
精神保健福祉法による、「医療保護入院」でした。
保護者として、書面を交わしています。

 

医療保護入院になると、
治療のために、保護する必要があれば、
隔離病棟、身体拘束が行われます。

 

身体拘束というと、どうしても、マイナスイメージがある。
問題行動を制限するため、
また、看護側の都合によって、
行われる印象がある。

 

僕も、入院時、身体拘束が必要と言われたとき、
「尊厳を護ってほしい」
なんて、わがままをを頼んだ。

 

でも、花子さんの治療が始まり
何を一番優先させる必要があるかを考えたとき、
拘束も、やむを得ないと変わってきた。

 

認知症という病のため、
なぜ入院をしているのか
何をしているのか理解できない。

 

手術までの間、食事を取らずに点滴で過ごす。
その点滴を外すと、大量出血で、大変なことになる。
思わぬ事態に、発展する恐れがある。
点滴の継続は、重要な治療だ。
点滴が、理解できなかったと思う。

 

また、手術準備のために、
精神の安定と、体調を整えなければいけないが、
自由に動き回ってしまうと、
治療を受け入られなくなる。

 

まずは、総胆管結石を治すことが大事で、
そのためには、多少の不自由さも仕方がない。

 

退院して、花子さんと色々話したが、
身体拘束をされていたことは、
全く覚えていなかった。
看護師さんが、すごく優しくて、
良い人達ばかりだった、
と言う印象が強い。

 

病院での寂しさは、非常に強かったが、
看護師さん達に対する悪い印象は、
全く持っていなかった。

 

治療に専念させるために、
無理強いはしたが、
優しい対応で、癒されたことが多かった。

 

病気が治った安心感で、
寂しさから来る、
病院への悪い印象が残っていないのが
ありがたい。

 

今回の身体拘束は、
間違っていなかった。


 

 

 

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寝相

今年になってから、花子さんは、
寝返りを打つようになった。

 

入院中、手、足、腰を拘束されて、
一日中、真っ直ぐ上を向いて寝ていた。
2週間だが、体に染み付いてしまった。
退院しても、真っ直ぐになって寝て、
朝まで、そのまま。

 

入院中の癖から、
ようやく解き放された。

 

1ヶ月かかったな〜

 

寝返りを打つようになったら、
布団が下に落ちることが、度々。

 

僕は、いつも、夜中の3時頃と、
多い時は、5時にも、
1〜2回トイレに行く。

 

その度に、布団を掛け直してあげる。
気持ちよく、熟睡だ。

 

ついでに、ベッドの周りに寝ているランにも、
毛布を掛ける。

 

ランは、今8歳4ヶ月。
人間で言うと、50歳くらい。
もうすぐ、追い越される。

 

毛布を掛けてあげると、
朝方まで、そのままゆっくり寝ている。

 

 

今日の朝、
どうしようもなく寒くなって、目を覚ました。
掛け布団がベッドから落ちて、毛布1枚で寝てた。

 

僕に、掛けてくれる人は、
誰もいない(笑)

 

  

 

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忘年会 ( 順番逆 (^_^;) )

友達の話を、もう一つ。

 

新年会は、高校時代の親友。
もう一組、今でも続いて、付き合っている友達がいる。
中学時代の、親友達だ。

 

この連中のことも、何度も書いている。

 

年末に、その友人の一人から、電話があった。

 

今日、皆で忘年会をやることになったんだよ。
スリブリの駅から、坂を登ったところにある、
中華料理屋で、6時半から。
5人来る。
もし出れるようだったら、来て。
無理しなくても、いいからね。

 

この連中は、皆、介護にかかわっている。
親、子供、仕事、自分・・・
だからこそ、僕のことがすごく分かり、
いつも、心配してくれている。

 

これまで、何度か誘われていた。
でも、 「夜出れない」 と言って、いつも断っていた。
会って話をしたいのは山々だけど、
花子さんを、一人置いていくわけにいかない。
夜の飲み会は、あきらめていた。

 

今回は、是非行こうと考えた。

 

その日は、突然の電話。
皆には、時間通り始めて貰って、
僕の都合のつく時間に行けばよい。

 

いつも、「集まり」の知らせは、
開始時間が気になり、
参加できない。

 

そして、何より、
僕の住む駅で、開いていること。
中学の時の同級生なので、皆、近くにいる。
でも、1〜2駅隣で、
僕と同じ駅を使う人はいない。

 

僕が、出来るだけ参加しやすいように、
考えてくれたのが、すごく伝わってくる。

 

 

 

ランの散歩、夕食を作り、
花子さんと一緒の食事は、
いつものように、こなした。

 

8時頃、

 

この前、中学の時の同級生のお母さんが亡くなって、
葬式に行ったろ。
その時の人達が集まってる。
 (事実です)
ちょっと、顔を出してくるよ。

 

遅くならないようにするから。
ご飯も済んだし、あと、好きなテレビを見てればいいよ。
大丈夫?

 

ランがいるから、大丈夫だよ。

 

じゃあ、行ってくるよ。
早く帰ってくるからな。

 

うん。

 

意外なほど、聞き分けが良かった。
いつもだと、不安そうな顔をして怒るか、
一緒に、ついてこようとする。

 

ここんとこ、腰痛も出なくなって、
機嫌は良い。

 

食事の最中も、
出来るだけ、楽しくなるように仕向けた効果か。

 

ゆっくりと玄関まで行き、
家を出たら、ダッシュ。

 

タイミングよく、電話がある。

 

どう? 出れそう?

 

ちょうど、今出たとこ。

 

じゃあ、中華屋さんを出たんで、
近くの○●にいるよ。

 

店に着く。
顔馴染みの、男性3人、女性2人の同級生が、
笑顔で迎えてくれた。

 

楽しかった。

 

勉強になった。

 

元気をもらえた。

 

勇気も、もらった。

 

ストレスも、抜けた。

 

なんで、そこまで分かるの? と言うくらい、
今の状況と、僕の内心を先読みをされた。

 

叱咤激励。

 

仕事の話もする。
会社経営者がいたんで、
僕の一言で、
会社状況も、お見通し。
介護を含めたアドバイスをもらう。 

 

 

 

奥さんが入院したとき、
一人で入る風呂の気持ちよさが、分かったんだろ?

 

このブログの、こまかい記事まで見てくれていて、
厳しい意見ももらった。

 

正直になれ、
かっこつけるな、
白状しちゃえ。

 

自分では、そのままのつもりだが、
友達の目から見ると、無理に映っているのか。

 

 

 

途中、花子さんから何度か電話が入る。
声は、落ち着いていた。
荒れている様子はない。

 

多分、電池切れだろう。
しばらくしたら、掛からなくなった。
こっちから掛ける。

 

大丈夫そう。

 

ついつい、長居をしてしまった。
3件目まで、付き合う。
男3人で、楽しく飲んだ。

 

 

 

家に帰ったのが、

 

なんと・・・・

 

 

 

1時半。

 

 

そっと、ドアを開ける。
ランは、音に気づいて、飛び出してきた。

 

花子さんは、ベッドから上半身を起こして、
ボーっとしてる。

 

大丈夫だった?

 

平気だよ。

 

良かった〜〜〜!!!
途中から、電話が掛からなかったんで、(
受話器はずれ)
すごく、心配したよ。
良かった、安心した。

 

うん。

 

花子さんは、僕が教えなければ、
夜と昼の区別がつきにくい。
僕が、食事、風呂、寝る時間、
その都度言って、規則正しくさせている。

 

時間の経過も、分からなくなっているのかも。
徘徊、無茶、無理が出ていないので、
今は、多少安心。

 

ずいぶん長い時間、
羽を伸ばさせてもらった。
皆と話しているときは、楽しい。
すごく良い、息抜きになる。

 

でも、分かれた途端、
花子さんのことが心配で、
何百倍にも膨れ上がって、大きくなった顔が、
体に乗っかって来る。

 

今回は、何もなかったけど、
やっぱり、心配。
夜、一人で留守番をさせるのは、
 止めておこう 
なるべく、控えよう(笑)


 

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あけましておめでとうございます。

昨年は、大変ありがとうございました。
皆様に支えられて、無事に一年が過ぎました。
穏やかな年になることを祈っています。

 

今年も宜しくお願い致します。
皆様に、幸あれ!!

 

 

 

年末から、三が日までは、
嵐のような、忙しさだった。
部屋の中でも、駆けずり回っていた。

 

でも、どれもが楽しさにつながること。
大々掃除、大洗濯も、介護も。
苦労したことが返ってくるので、
やりがいがあると言うもの。
  (そう、自分に言い聞かせているんだけどね)

 

 

正月最大のイベントは、
毎年恒例の、1月1日に行う、友人との新年会。
  (新年会の説明は、前の記事にあります。
   毎年書いているんだけど、ここに詳しく。
   クリックしてください。 → 新年会

 

友達6人の家を、毎年順番に会場にしているんだけど、
花子さんが、この病になってから、
僕の家は、飛ばしてくれていた。

 

でも、今年は、僕が立候補。
11月の「ボジョレ・ヌーボを飲む会」で、
夫婦全員が集まった時に、宣言。

 

今度の新年会は、うちでもいいよ。

 

エッ!
出来るの?

 

夜遅くまで出かけるのは難しいんで、
かえって、うちでやった方が良さそう。
調子悪ければ、寝れるし。

 

じゃあ、皆で手伝うから。

 

そんなわけで、我が家で。
料理は、毎日のおかずを、多めに作ればいいし、
家の中も、ありのままを見てもらえばいい。

 

なんて、思ってたけど、
いざとなると、大変。
ついつい、手をかけてしまう。

 

年末は、タロウを呼んで、
ふすまと、障子の張り替え。

 

翌日は、
庭木の剪定と、
両親の住む、1階の大掃除。

 

2階は、人が来たことがないんで、
どの部屋も、物置状態。
全部片付け、
ごみ袋の山。
掃除機も、すぐ埃と、ランの毛で、満杯。

 

食器やコップも、
10年位前に、我が家の新年会で使ったきりなので、
全部洗う。
花子さんの趣味が、陶器の収集だったんで、大量にある。

 

準備した料理は、

 

鶏団子と葱の、塩鍋。
   凝り性なので、鶏ガラからスープを取ってしまった。
   挽肉に、軟骨、薬味等々を入れた、特製。

 

海老と蛸のマリネ。
   前日に仕込んで、ドレッシングに漬け込み。

 

スペアリブのトマトソース煮。
   当日、圧力鍋で、仕込んだ。

 

他に、つまみを、いくつか。
紅白歌合戦も見ずに、下ごしらえ。

 

当日は、4時からだったんだけど、
一組が1時間前に来てくれて、
鍋用の、葱の千切りを手伝ってくれた。
10本の葱を切るんで、助かった。

 

各家で、1品の持ち込みが決まりごと。

 

刺身、蟹、煮豚、焼き豚、スペアリブ、
伊達巻、煮豆、お赤飯、ロールケーキ、
みんな、手造り。

 

豪華な宴会だ。
 ( 写真を撮り忘れたのが、大後悔 )

 

花子さんは、調子良かったな〜
家の気楽さと、ランがいつも足元にいるんで、
ゆっくり楽しめた。

 

10時くらいになって、奥さんたちが、食器を全部洗ってくれて、
テーブル、流しには、何もない状態にしてくれた。
男連中は、酒を飲みながら、片付け。
すごい、チームワーク。

 

焼酎、日本酒、ビール、ワイン、梅酒のビンが、横たわっている。

 

一家族が、子供夫婦と、孫二人を連れてきたので、
15人の宴会だ。

 

11時に解散。
本当に楽しい新年会だった。
みんなの優しさに触れ、
花子さんが楽めたのが、何より。

 

 2010新年会

 

子供たちが帰ったので、大人だけになりました。
毎回書いていますが、
髪の毛が一番多いのが僕です。
花子さんは、その上。

 

 

  

 

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ハッピークリスマス(今頃ですが)

総胆管結石手術の、経過観察で、
12月24日に、血液、エコー検査、
12月25日に、消化器内科の診察があった。

 

退院時の説明で、
胆管にまだ石が残っている可能性と、
胆のうに、石が出来ているかもしれないので、
2週間、様子を見ての、再検査だ。 

 

胆管にまだ石がある場合は、再入院、再手術。
胆のうに石がある場合は、すぐにではないが、
胆のう全摘出手術。

 

どちらかになった場合の心配があり、
落ち着かない、2週間だった。

 

花子さんには、これ以上心配させないよう、

 

手術をした傷口がどうなったかを診るので、
心配ないよ。

 

と言いながら、2日間、病院に通った。

 

25日、診察室の前で待っていて、名前を呼ばれる。

 

お腹の調子はどうでしたか。

 

大丈夫です。

 

認知症の進行はありましたが、
腹痛や、気持ち悪さを訴えることはありませんでした。
食欲もあって、体重も順調に増加しています。

 

退院以来、毎日体重を量っていたので、
グラフを見せる。

 

退院時から、毎日少しずつ増え、
2週間で、2kg.増になっていた。

 

以前は、CRPが異常に高かったのですが、今は正常に戻っています。
  
(CRPとは、体内で炎症反応や組織の破壊が起きているときに血中に現れる蛋白質)
肝機能も、多少高い数字が出ていますが、
問題のない範囲になっています。

 

そうですか!

 

今回、エコーで胆のうの中に胆石があれば、
手術も考えていたんですが、
はっきりと胆石と言える物が、なかったです。

 

ですから、しばらく様子を見て見ましょう。

 

あと、2ヶ月ぐらいして、もう一度検査をしてみて、
肝機能が正常化したら、もう良いでしょう。

 

他の患者さんの場合は、来てもらうほどではないんですが、
花子さんの場合は、調子の悪さを訴えられるか不安があるので、
検査で調べてみましょう。

 

では、2月19日に予約を入れておきます。

 

ありがとうございました!
ありがとうございました!

 

 

良かった。
本当に、良かった。
安心した。

 

花子さんの、回復力に、乾杯だ。

 

 

 

 

 

たった一つ、予定外の病気が起こった。

 

僕だ。

 

24日、エコー検査で待っている間、
約30分。
廊下で、居眠りをしてしまった。

 

病院内は暖かいと言え、
やはり、廊下。

 

風邪を引いてしまった。

 

熱は、37度止まりなので、インフルエンザじゃないだろう。
鼻がつまり、喉が痛い。
昨日は、味覚が鈍ってしまい、
何を食べても、無味無臭。

 

今日は、味が戻ってきたので、一安心。
年末、年始の大イベントに向け、
体調に気をつけないと。

 

 

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相模湖

入院中、花子さんに、

 

退院したら、どこかへ遊びに行こうな。
あとちょっとの辛抱だから、頑張んな。

 

頑張る。

 

楽しみだな。

 

と、励ましていた。

 

約束は守らないといけないんで、
  ( 本当は、僕が行きたかった )
この前の日曜日、
神奈川県にある、相模湖へ行ってきた。
行こうと言ってたのは、箱根の一泊なんだけど、
暖かくなってからに、とっておき、
とりあえず、近場。

 

新聞の記事に、
「相模湖プレジャーフォレストで
イルミリオン開催」
とあった。
  ( 旧相模湖ピクニックランドです )
関東最大級、100万球のイルミネーションとある。
これは行かねば。

 

17時からの開園なので、
14時半頃に、家を出た。
渋滞の名所、16号を走る。(地方ネタ)
途中、手前の津久井湖へ寄って、ランのオシッコタイム。
17時丁度に着いた。
 

 

入り口から、イルミネーションが輝いていた。

 

良かったな〜

 

退院後、変化はたくさんあるけど、
花子さんの感性は、健在。
感激の連続だった。

 

これを確かめられただけでも良かった。

 

毛糸の帽子、手袋、厚着のコートで正解。
夜間の寒空でも、苦にすることなく、歩けた。
園内には、ドッグランもあり、
ランも喜んで、遊んでた。
真っ暗だったけどね。

 

帰りに、食事でもして行こうかと思ったが、
花子さん、家に帰りたがったので、
途中、スーパーによって、
夕食の買い出し。

 

21時半に、家に着く。
それから食事。
ゆっくりと、一杯やった。
お酒が飲めて、くつろげ、正解。

 

花子さん、次の日も、そして昨日も、
朝から、

 

どこか行こうよ。

 

と言っている。

 

仕事場、倉庫、買い物。
どこへ行くにも、ついて来る。

 

いまだに、一人でいられないのが続いている。

 

 

写真を撮りました。
この日の記事の、一番下にある、
【相模湖】の続きを読む
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【“相模湖”の続きを読む】

留守番成功

金曜日は、退院してから始めて、
東京へ、営業。

 

留守番できるか
すごく、不安だった。

 

 

 

 

花子さんは、何を感じたのか、
朝から、

 

今日は、どこか行くの?

 

と聞く。

 

出かけるなんて、言ってないよ。

 

 

前もって商談は、決めてたんだけど、
花子さんには、言ってない。
どこから、外に出るのを、察したのか。

 

不思議だ。

 

花子さんに、あらかじめ、出かけることを言うと、
そのことばかり気になり、パニックになってしまう。
事前に言うのは、厳禁だ。

 

 

 

下で仕事をしていると、
玄関を開けて、

 

ねえ。

 

と呼び、立っている。

 

どうした。

 

わからなくなっちゃった。

 

何が?

 

わからない。

 

こっちに来て、座ってな。

 

安心したように、入ってくる。
最近は、この繰り返しばかり。
事務室の椅子に、座らせている。

 

そんな状態なんで、出かけたら、どうなるのか。

 

 

 

月曜に、取り引き先から、商談の電話が入った時、
金曜なら、花子さん、もう落ち着いているだろうと思い、
午後2時に、約束をした。
東京の、五反田だ。

 

午前中は、家で仕事をしていた。
やはり、花子さん、一人で部屋にいられなく、
降りてきた。
椅子に座らせていた。

 

こんな状態で出て、大丈夫か。

 

昼に、花子さんを連れて、2階に上がる。
この日は、作っている暇がないので、
冷凍の、お好み焼き。
でも、花子さんの大好物。

 

食べている間に、着替え。

 

どこかへ行くの。

 

お客さんのところへ、行って来る。
できるだけ早く帰るよ。

 

うん。

 

素直だ。
食べ終わる前で、タイミングが良かった。

 

家を出て、5分もしないうちに、
電話がかかる。
電話をかけることが出来て、
少し安心。

 

どうした。

 

別に。

 

お好み焼き、食べた?

 

全部食べたよ。

 

美味しかった?

 

美味しかった。

 

じゃあ、よかった。
できるだけ早く帰るからな。

 

うん。

 

今のところ、大丈夫そう。

 

駅で立ち食い蕎麦を食べる。
以前なら、
ラーメン好きな僕は、
訪問先の、駅の周りで、
美味しそうなラーメン屋さんを、探すんだけど、
そんな暇がない。

 

2時に取り引き先へ。
話が細かいところまで進み、
そこを出たのが、5時。

 

その間、花子さんから電話は、一回もなかった。
すぐに、電話をする。
出ない。
何度も繰り返したら、やっと出た。

 

今終わったよ。
どう、大丈夫?

 

大丈夫だよ。

 

明るい声を聞いて、
安心した。

 

これから、帰るからな。

 

うん。

 

五反田から、乗り換えの大崎で、
もう一度、電話。

 

話し中だ。

 

花子さん、さっき電話に出たけど、
受話器を、かけ忘れている。

 

向こうから、かける電話は、
多分、電池切れだろう。
連絡が取れなくなってしまった。

 

どんどん心配になり、
夕食の弁当だけ買って、
寄り道をせず、帰宅。

 

玄関を開けたら、
ランが、
階段から転げ落ちるようなスピードで、
駆け降りてきた。
そのあとから、花子さんも。

 

顔は、笑顔だった。

 

安心した。
どっと、疲れが出た。

 

部屋を見ても、荒れた様子はなかった。
テーブルに置いといた、
果物とお菓子は、全部なくなっていた。
落ち着いて、過ごせたようだ。

 

なんだ、まだできるじゃないか。
でも、危なっかしさはある。
僕も、安心して出かけることができない。

 

やっぱり、今後のことを考えると、
支援をして頂かないと、いけないな。

 

 

 

 

シャッターを閉めようとしたら、
床に、水溜りが出来ていた。

 

オシッコだ。

 

トイレを見る。
ランの、トイレシートが濡れていた。
ランは、濡れたシートの上に、
オシッコをしない。
我慢するか、トイレの入り口にしてしまう。

 

便器の中を見た。
花子さんが、用を足したあとがある。
流し忘れて、残っている。
僕がいない間に、トイレに入れた。

 

さあ、犯人は、どっちだ??

 

 

 

帰ってから、平穏な時間が過ごせたので、
どっちでも、いいや。


 

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退院、その後

退院して、4日が経った。
穏やかな表情は、変わりないが、
やはり、入院前と比べると、変化を感じる。

 

トイレ、風呂場、が分からなくなっている。
朝起きた時、また、出かける前、寝る前に、

 

トイレ行ってきな。

 

と、いつも誘導する。
そうすると、

 

トイレはどこ?

 

と言って、台所の方へ、歩いていく。
場所を教えれば、自分で、用を足せる。
ただ、さりげなく、見ている必要がある。

 

でも、僕が、1階で仕事をしていると、
一人で、ちゃんと、用を足していることもある。

 

こっちから、「トイレ」と誘うと、
考えてしまい、どこだか分からない、
一人でいる時に、トイレへ行きたくなったら、
以前からの習慣で、
無意識に、トイレの場所へ行ける。

 

慣れてくれば、大丈夫かな。

 

ただ、水を流すことを、しなくなった。
   大、小のチェックが出来て、
   助かるんだけどね。

 

トイレから出て、水洗の音が聞こえない時、
隣の部屋から、

 

水を流しな。

 

と言っても、
どこを、ひねればよいのか分からない。
これは、元に戻りそうもない気がする。

 

トイレだけではなく、風呂場、冷蔵庫、テレビ・・・
迷うことが、多くなった。

 

 

 

それから、
一人でいることが、出来なくなった。
僕が仕事に行こうとすると、

 

どこへ行くの。

 

と言って、ついてくる。
今までは、1階 (2世帯住宅で、2階が僕たち、
1階は、両親と、仕事場です) に来ることは
なかったけど、あとをくっついて、離れない。

 

仕事場に、椅子を一脚用意して、座らせる。
近くに僕がいれば、安心するようで、
黙って、座っている。
気遣いの声掛けも、必要ない。

 

昨日、法務局に用があったんで、出かけた。
花子さん、一人になるのを嫌がった。
車の助手席に乗せて、お供。
ついでに、ランも連れて行き、
官庁街で、散歩をしてきた。

 

今までは、

 

ランさえいればいいんだ〜
ラン、遊ぼうね。

 

と言いながら、留守番をしていたが、
今は、

 

一人しかいない。
誰もいない。
何もすることがない。
どうすればいいの。

 

と言って、僕のそばから離れない。

 

入院で、一人きりになった寂しさが、
心の奥底に、残っている。
物事は忘れても、マイナスの感情は残ったままだ。

 

大丈夫だよ。
ここに居な。

 

と言って、そばにいさせる。
でも、これから、営業、納品で、外を回ることも多くなる。
いつも、同伴と言うわけに行かない。

 

寂しさを、和らげるようにしてあげないと。

 

これを、上手く、デイサービスに繋げられれば、良いのだが。

 

 

 

認知症とは関係ないが、
花子さん、寝相が良くなった。

 

前は、夜中に良く動いた。

 

今、僕のベッドと、花子さんのベッドの間に、
ランの布団を敷いて、
川の字になって、寝ている。

 

以前、花子さんは、
ベッドから、落ちそうになって寝ていることが、
よくあった。
もし、ランの上に、落っこったら、
ランが、大怪我、(もちろん花子さんも)と思って、
ランの寝る場所を、僕たちの頭のほうに、
移動させたくらい。

 

今は、寝るときに、真っ直ぐになって、上を向くと、
朝まで、その格好のままだ。

 

10日間拘束された姿勢が、体に染み付いてしまった。
寝相が良いのはいいのだが、
花子さんの、その姿勢を見ると、かわいそうになる。

 

 

 

そうそう、
入院前に、体重を量り、退院後、量ったら、
ぴったり、5kg減っていた。
たったの、10日間で。

 

スラックスも、ウエスト、ぶかぶか。
ダイエットは、食べないに限る。

 

退院してから、毎日体重計に乗らせている。
順調に、毎日200〜400グラムずつ増えている。

 

どこかで止めないと、
リバウンドが待っていそう。

 

 

 

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退院しました

12月11日、無事退院しました。

 

今回の、入院 〜 退院には、
たくさんの、運の良さが、重なった。

 

まず、「胆管結石」の始まりが、
花子さんが訴えた、吐き気、腹痛、高熱だった。
近所の、
掛かりつけ医で、診察をして頂いたところ、
始めは、「お腹の風邪」。

 

数日後、再発したので、もう一度病院へ行った。
Dr.が、症状に不審を持ち、
2日後、血液検査の結果が出て、
朝、電話を頂いた。

 

異常な数値が出たので、
すぐに大病院への診察を勧められた。

 

迅速な対応をして頂けるDR.が、
掛かりつけ医だと言うことが、
一つ目の、運の良さ。

 

二つ目
掛かりつけ医が、
花子さんが、認知症で通っている病院へ
電話をしてくれた。

 

近くに、地域総合病院はあるが、
わざわざ、D病院へ尋ねてくれた。

 

そこの消化器内科で、すぐ受け入れてくれて、
その日の午前中に、検査、
症状から、緊急入院として扱ってくれた。

 

三つ目
認知症を持っている人が、内科疾患になった場合、
受け入れてくれるところが、ないそうだ。
皆さん、入院先を見つけるのに、一苦労する。

 

僕の住む市でも、数箇所しかないらしい。

 

花子さんが、精神科で通院している病院が、
精神科入院病棟を持っていて、
受け入れてくれるところだった。
精神科と、消火器内科の連携もしっかりしていた。

 

四つ目
普通病棟では、花子さんは、入院できない。
実際、入院状況を見ていたら、とても無理。
精神科患者に、慣れた病院でなければ、
難しかったろう。

 

内科のDr.が、精神科に問い合わせてくれたら、
たまたま、ベッドが一つだけ空いていた。
すぐ入院できることは、あまりないそうだ。
これも、すごく運が良かった。

 

五つ目
看護師さん達の対応がすばらしく、
花子さんは嫌がることなく、
感謝をして、退院することが出来た。

 

他にも、数え上げれば、きりがない。

 

 

 

12月24日、25日の検査、診察で、
異常がなければ、最大の、運の良さか。

 

 

 

 

今回の総胆管結石の始まりは、
11月15日の 「インフルエンザ??」 の記事からでした。
それ以来、たくさんの方から、コメント、メールを頂きました。
僕にかかわりのある方からは、手紙、電話まで頂きました。

 

また、アクセス数の増加、ランキングの上昇を見ても、
大勢の方に、応援して頂いているのを感じました。

 

皆さん、本当にありがとうございました。
皆様のお陰で、どんなに勇気つけられたことか。

 

具体的なアドバイスを頂いて、早速実行したことが
いくつもあります。

 

頂いた励ましが、僕の背中を押してくれました。
花子さんの前で、笑顔でいることができました。

 

相変わらず、コメントの返事ができなくて、申し訳ありません。
始めて頂いた方にも、返せなくて、ごめんなさい。
一つ一つのメッセージを、大切に読ませて頂いています。

 

アクセス数を見ても、
いつも、訪問して下さる方がたくさんいます。
たまたまのめぐりあわせで、来ていただいた方も大勢います。

 

 

皆様、本当に、ありがとうございました。


 

 

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退院日、決定

12月7日に、消化器内科のDr.から、
画像を見ながら、説明があった。

 

ここが胆管(胆のうと、腸をつないでいる管)で、
この黒いのが、かき出して取った、石です。

 

はっきりと写っていた。

 

取った後に、像映で見て、
もう石が残っていないことを確認しました。

 

ただ、血液検査で、全体的に良くなっているんですが、
一つの数字が、少し高い反応があるんです。

 

処置をした影響も、あると思いますが、
まだ、小さい石が残っている可能性があります。

 

水曜日にもう一度、採血検査をして、
良くなっていれば、そのままにして、
もしデータが、悪化しているようなことがあれば、
木曜日に、再度CT検査をして、
石があるかどうかの、確認してみようと思います。

 

石があった場合、小さい石なら手術をしなくても、
自然に落ちるということは、ありますか。

 

CTで確認できる胆管の石は、
手術して取り除かなければいけませんね。

 

わかりました。
検査をよろしくおねがいします。

 

 

それとは別に、
超音波検査をしたところ、
胆のうの中に、 大、小の石が、
いくつか見えています。

 

今回、花子さんの場合も、
胆のうの石が落ちて、
胆管で止まってしまった可能性が、高いです。
胆のうに石があると、
また、同じ症状の繰り返しになります。

 

通常は、胆管の石を取り除いたあと、
大もとの石を取り除きます。
方法として、胆のう自体を、摘出する手術が一般的です。

 

今回すぐには行いませんが、
いずれ、胆のう摘出手術を
決めていかないとなりません。 

 


ただ、花子さんは、認知症を持っていますから、
本人の体調と、手術ができるかを
考えて行くようになりますね。

 

石を取るのではなく、
胆のう自体を取るということですか・・・
胆のうは、取っても大丈夫なんですか。

 

基本的には大丈夫です。

 

開腹手術をするんですか。

 

今は、腹腔鏡手術と言って、体に負担の少ない方法で、行います。
  ( お腹をガスで膨らませ、腹腔鏡という小さなカメラを
    差し込み、それを見ながら、お腹の横に穴を開け、
    手術機器を差し込んで行う手術 )

 

取ったほうが良いのですか。

 

この石自体は良性なので、他の病気に発展しなければ、
あってもかまわないんです。
石があるまま、一生暮らす方もいます。

 

でも、今回のように、胆管炎になったり、
膵炎になったりする恐れがあって、
命を、左右するようになります。
出来れば取ったほうが良いです。

 

ご本人の状況と、ご家族のお気持ちもあるでしょうから、
すぐに行わなければいけないと、いうことではないので、
よく考えて決めてください。 

 

 

 

 

 

2日後の昨日、9日水曜日、

 

面会に行った。
Dr. に、僕が来ている事を
伝えてもらった。

 

面会している途中、
Dr.が5人、病室に入ってきた。

 

花子さん、
どうですか。

 

ハイ、大丈夫です。

 

僕の方を向いて、

 

今日、血液検査をしましたところ、
データの、境は越えているんですが、
下がり傾向になっていますので、
退院しても良いと思います。

 

そうですか。
ありがとうございます。

 

花子さん、何の話だか分からず、
キョトンとしている。

 

次に、12月25日に診察をします。
その間に、症状がどう変化したかを診ます。

 

できれば、その前日に、エコーと血液を採って、
それを診て、25日にお話をしたいんですが、
ご都合は、どうですか。

 

ハイ、大丈夫です。

 

胆摘(胆のう摘出)の話も、その時にしたいと思います。

 

精神科のDr.に変わった。

 

では、退院を12月11日の金曜日にしたいと思いますが、
どうですか。

 

ハイ、宜しくお願いします。

 

花子さん、良かったですね。
退院ですよ。

 

えっ
ありがとうございます。

 

花子さん、丁寧に挨拶していた。

 

Dr.と外に出て、退院の書類にサイン。
部屋に戻り、

 

良かったな、
やっと退院できるな。 

 

誰が言ってるの。

 

さっき、先生が言ってたろ。

 

そうだっけ?
良かった、嬉しいな。

 

すごく喜んだ。
でも、少し前に、Dr.5人と会ったことを、覚えていない。
記憶力が悪くなったのを感じることは、他にもある。

 

面会をして、帰るとき、
看護士さんが、花子さんをトイレに連れて行ってくれる。
その間に、僕は帰る。
トイレから戻って来た花子さんは、
僕が来ていたことを忘れ、
看護士さんに促されて、素直に、ベッドに入る。

 

僕の帰り際の、大騒ぎがないのは良いのだが
僕がいたことを忘れてしまうのは、
少し、ショックだ。

 

食べれるようになって、
体力つけないとな。

 

がんばる。

 

 

 

 

 

さあ、検査、診察がある、

 

12月24日、25日

 

今年のクリスマスは、どんなことになるでしょうか。

 

 

 

 

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プロの仕事

昨日、面会に行ってきた。 
入り口で、インターホンを押す。
看護士さんが、出てきた。
前日の、当直とは、違う看護士さん。

 

スリブリですが、面会に来ました。
昨日、私が帰ったあとは、どうでしたか。

 

帰ったばかりの時は、興奮してましたが、
そのあとは、落ち着いていましたよ。

 

良かったです。
どうなったかと、心配していました。

 

大丈夫ですよ。
今日は、朝からニコニコしています。

 

ご主人に、会いたがっていましたよ。
最近、来てないの?
って、聞いたら、

 

ずっと来てないの。

 

って、おっしゃってましたよ。

 

そうですか。
忘れていましたか。
ちょっと、寂しい気がしますけど、
落ち着いて、良かったです。

 

今日は、面会しても構わないですか。

 

どうぞ、
構いませんよ。

 

また、帰り際、昨日の様な事になるかもしれませんが。

 

大丈夫です。
それなりの対応を、しますから。

 

昨日は長く居すぎたので、
今日は、一時間くらいにします。

 

どうぞ、中へ入ってください。

 

鍵を開けてくれた。

 

花子さん、大好きなご主人が来ましたよ。

 

満面の笑顔で、迎えてくれた。
元気そうで、良かった。

 

いつまで、入院しているの。

 

さっそく、始まった。

 

手術は成功したので、
今は、食べられるようになって、
歩けるようになれば、すぐ退院だよ。
明日、先生に会うんで、聞いてくるよ。
悪いところは、取ったので、もう大丈夫。

 

これを、何回繰り返したろう。
何度も、何度も、聞いてくる。

 

ちょっと前にした、話は
忘れてしまっているので、
花子さんにとっては、始めての質問。

 

そのたびに、
僕も、始めて話すように、
丁寧に説明。
ここで

 

何度も、言ってるだろ!

 

なんて言ったら、
花子さん、そこでストップしてしまう。
答えてくれない人になってしまう。

 

自分が、手術した認識はまったくない。
だから、何で入院しているのか分からない。

 

顔は暗いままだが、
食べて、体が元気になれば、
退院できると言うのを聞いて

 

じゃあ、がんばろうかな。

 

と言ったり、

 

そんな、うまく行くわけない(怒)

 

とも言う

 

話している間は、
少しでも運動になればと、
拘束が取れているで、廊下を、往復した。

 

やはり、体力がない。
食べていないので、体も痩せている。

 

太ももを、両手で握ったら、
今までない以上に、細くなっている。

 

1時間ほどしたら、
看護士さんが、部屋に入ってきて、
僕に、目配せをした。

 

花子さん
そろそろ、トイレに行きましょうか。
前に行ったのが、2時なので、
ずいぶん、時間がたってますよ。

 

はい。

 

肩を支えられ、
トイレに行く。
看護士さんから、目で合図があった。

 

トイレに向かったのを確認して、
僕は、部屋から出た。

 

今日は、大騒ぎにならないで、すんだ。
トイレから戻ったら、驚くかもしれない。
または、なんともなかったように、
ベッドに入るかも。
看護士さんに、お任せする。

 

 

 

 

スタッフの連携と、対応に、感謝。

 

前日の当直からの引継ぎで、
きちんと、伝えてくれたのだろう。

 

スタッフは、いつも7〜10人いるが、
全員が、同じ目で見てくれていた。

 

面会の時、インターホンを鳴らして、
たまたま、出てきた看護士さんも、
状況をきちんとつかんで、伝えてくれたことから、
良く分かる。

 

前日、帰り際に騒ぎがあったので、
面会をさせてもらえないかと思ったが、
看護士さんたちは、
そんなに、深刻なことと、考えていなかった。

 

上手に対応してもらえたので、
今日は、騒ぎが起こらないですんだ。

 

やっぱり、プロだな。
家族が考えすぎて、落ち込んでも、
専門家は、ちゃんと対応してくれる。

 

花子さんも、

 

ここの人は、みんな優しいよ。

 

と言っている。

 


 

 

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どうしたらいのかな

昨日、5日
快方に向かい、これまでの隔離病棟から
精神科閉鎖病棟内の、
個室に移った。

 

点滴もはずれ、食事が取れるようになった。
手足の拘束は、はずれた。
ただ、歩いた時に、ふらつきがあるので、
転倒防止から、腰のベルトだけはつけられ、
まだ、拘束は続いている。

 

午前中、看護士さんに手伝ってもらい、
入浴を、したらしい。
オムツは、はずれ、
看護士さんに、声をかけてもらいながら、
自分で、用が足せるようになった。

 

ただ、エコーで、まだ石が残っているのを
確認したので、もう一度手術をするか、
様子を見るか、検討しているらしい。

 

手術以降、内科の担当Dr. とは、
まだ話をしていない。
僕が行く時間と、オペが重なっている。
7日の、18時に呼ばれたので、行ってみる。
まあ、緊急説明ではなく、
それだけの間が開いた上なので、
安心はしている。

 

隔離病棟の面会は、
医師立会いのもと、10分間と決められている。
手術が行われた、3日と、
翌日の4日も、行って来た。

 

病室が変わってからは、
面会は、15時から20時の間は、
自由に出来る。

 

16時30分頃に、病室入り口に着いて、
インターホンを鳴らし、
看護士さんにドアを開けてもらった。

 

スリブリさんですね。
お待ちしていました。

 

何かあったんですか!?

 

いえ、
奥様が朝からずっと、

 

お父さんに会いたい。

 

っておっしゃってたんです。

 

ほっと、安心。
病室に入って、

 

花子さん、お待ちかねの旦那様ですよ。

 

笑顔で迎えてくれた。
看護士さんが、

 

面会の間は、はずしましょうね。

 

と言って、腰のベルトをはずしてくれた。

 

元気そうだな。
大丈夫か。

 

うん、大丈夫。

 

久しぶりに、お風呂へ入ったんだってな。
スッキリしただろう。

 

入ったかな〜

 

覚えていなかった。

 

入院のときは、大変だったんだぞ。

 

知らないよ。

 

一週間、点滴で、ベッドに寝ていて、
動けなかったんだよ。

 

覚えてない。
大変だったんだね。

 

手術もうまくいったから、もう大丈夫。

 

手術したの?
知らなかった。

 

すごく心配したんだぞ。

 

すみませんね〜

 

一週間の、拘束。
点滴、
入院時の、大騒動。
手術。

 

何も、覚えていなかった。

 

でも、改めて聞くと、覚えていないが、
話の中で、

 

○○は、大変だろう?

 

と聞くと、思い出す。

 

悪い思い出は、忘れてくれた方が助かる。
でも、アルツハイマーは、
出来事は忘れても、
マイナスイメージは、心の中に残るので、
これは、ケアをしてあげないといけないな。

 

食事の時間も、一緒にいた。
ロビーに出て、全員揃っての食事だ。
たくさんの人が出て来て、驚く。
閉鎖病棟に、入院している方達とは、思えない。

 

花子さんの、食事を取りに言った。
お粥だけかと思ったが、
煮物、サラダ、豚のしょうが焼き、フルーツが
のっかっていた。

 

これだけの食事が出されるのなら、安心だ。
でも、ほとんど食べなかったな〜

 

その頃から、表情が、曇りだす。
部屋に戻った。

 

突然、

 

帰るの?

 

もうそろそろ、面会時間終わりだからね。
また、明日も来るよ。

 

やだ。
こんなところに、一人でいるの?

 

一緒に帰る。

 

始まってしまった・・・・
面会で、一番心配していたことだ。

 

大丈夫だよ。
手術もうまく行ったし、
あとは、食べて、体力をつけて、
歩けるようになれば、すぐに退院だから。

 

嘘つくな!
また、
一人じゃないか。

 

ぶち始めてきた。
物音に気づき、看護士さんが、入ってきた。
上手に誘導してくれて、ベッドに座らせ、
腰にベルトを巻いた。

 

花子さんは、両手で僕をつかんで、
離さない。
大きな声を出し始めた。

 

二人の看護士さんが、無理矢理、
手を振りほどき、
僕を、部屋の外に出した。

 

面会をすることで、一番不安に思っていたことが、
その通りになってしまった。

 

拘束がはずれ、
点滴での、薬投与もなくなり、
意識がしっかりしてきたので、
入院の時と同じ、
不安が大きくなってしまった。

 

面会時間が、長すぎたかな〜
元気つけようとして話したことが、
里心をつけてしまった。

 

出来るだけ、面会は控えた方が良いのか。

 

看護士さん以外、誰とも触れ合わない、花子さんは、
僕に会うのを、一番楽しみにしている。
顔を見せて、安心させたい。
話をすることで、楽しませたい。
でも、その反動が、別れ際に、
何倍にもなって返ってくる。

 

どうしたらいいのか。

 

今日も、これから病院に行く。
面会する前に、Dr.  看護士さんと相談してみる。
ストップがかかるかもな。

 

気が、重い。

 

 

 

 

でも、手術前の不安と比べれば、
なんのその。

 

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手術、うまくいきました

     ↑
  ご心配お掛けしました。
  まずは、お知らせ。

 

朝、9時15分に携帯が鳴った。
担当Dr.からだ。

 

おはようございます。
今、
検診をしたところ、落ち着いていますので、
今日、手術をすることになりました。

 

10時半頃からの予定です。
いかがされますか。

 

ありがとうございます。
これから、すぐに伺います。

 

仕事の段取りを(留守番電話程度だが)伝えて
病院に向かった。

 

10時に着けた。
病棟の、インターホンを鳴らす。

 

ちょうど、担当の看護士さんが、前を通った。

 

今日、手術と言うことで伺いました。

 

今は、落ち着いています。
にこやかですよ。

 

手術がうまくいけば、面会が出来ます。
興奮するといけないので、
今日の今日は無理かも知れませんが、
近いうちに大丈夫だと思います。

 

わかりました。
よろしくお願いします。

 

しばらくしたら、精神科入院病棟の担当Dr.が来てくれた。

 

せっかく来ていただいたんですけど、
内科の先生とも、
相談したんですが、
手術前に、興奮するといけないので、
今は、面会が出来ないです。
手術後は、大丈夫と思いますよ。

 

わかりました。
私も、励ましてあげたいんですが、
顔を見ると、興奮するかもしれません。
手術が、
無事に済むことが大事ですので、
構いません。

 

病院内にいますので、
終わったら、電話を頂けますか。

 

わかりました。

 

精神的な病を、持っていない人達は、
内科の手術をする場合、
手術の前後に、家族が顔を見せるのは、
励ましになる。
頑張ろうという気になる。

 

でも、認知症の場合、状況がつかめなく、
手術に挑む。

 

ここはどこなんだ。
なんで、ここにいるんだ。
これから、何をされるの。

 

そこで家族が顔を見せたら、
反対に、怒りと不安が増すだろう。

 

つらいけど、両方が、我慢をしなければいけない。

 

携帯を見たら、病院内は、どこに行っても圏外。
上の階にある、食堂へ行った。
ここはテラスもあり、電波が通る。

 

そこで、一時間半待った。
携帯が鳴る。
すぐに、病棟に戻った。

 

手術は、無事に終わりました。

 

そうですか。
ありがとうございました。
安心しました。

 

まだ、点滴と、拘束をしていますが、
面会ができます。
私が立ち会いますが、よろしいですか。

 

お願いします。

 

廊下をあるっている途中、
Dr.(入院担当医は、女医さんです)が、

 

最近は、怒ったりすることはなく、
穏やかですよ。

 

そういえば、入院の時、女医さんに、
乱暴な口で怒鳴ったり、蹴飛ばしていたっけ。

 

ご主人に、会いたがっていましたよ。
いつも、優しくて、いい人だと言ってますよ。

 

そんなことを言ってますか。
本人の前で言えばいいのに。

 

自慢の夫だっておっしゃってます。

 

直接、聞いたことない。
でも、他の人にそんなことを言うなんて、
意外だけど、
心を許してることなんで、安心した。

 

では、ちょっと待ってください。
まだベルトをしてますので、毛布をかけてきます。

 

花子さん、
ご主人が面会に来ましたよ。

 

部屋に入ると、花子さん、笑顔で迎えてくれた。
優しい顔つきで、可愛い表情だった。

 

どう、大丈夫。
よく頑張ったな〜

 

うん。

 

寂しかったろ。

 

うん。

 

笑顔が、絶えなかった。

 

もう大丈夫だよ。
手術で、石も取れたから
悪いところはなくなったよ。
もう少し我慢すれば、退院だ。

 

よく、頑張ったな。

 

頑張ったよ。

 

えらいな〜
食べれるようになれば、すぐ動けるようになるから、
もう少しの辛抱だよ。

 

良かった。

 

ランは、どうしてる。

 

花子が入院したら、
不思議なことに、同じように石がたまって、
病院に連れてったよ。

 

えーーっ
大丈夫なの。

 

薬を飲んで治してるから、大丈夫だよ。

 

良かった。
会いたいな〜

 

あと少し我慢すれば、退院できるから
すぐ会えるよ。

 

手術が終わった、すぐあとなので、
10分ぐらいで、退室した。

 

ずっと、笑顔だった。
会話も、変わりなく出来ていた。

 

本当に良かった。

 

 

入院した時は、家に帰ってから
かわいそうで、嗚咽を漏らすように泣いた。
声が出たこともあった。
悔しくて、しょうがなかった。

 

でも、今回、
部屋から出たら、どんどん、涙があふれてきた。
周りに人がいるので、気を紛らわしながら、
我慢したが、あふれてくる。

 

あんなに、可愛い笑顔を見せるとは。
安心感と、喜びで、一杯だった。

 

本当に、良かった。

 

 

病院でも、僕が面会することに対して、
色々話し合われたんだろう。

 

皆さんの対応を見れば、わかる。

 

ありがたいことです。

 

 

 

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第1回目の内視鏡手術

11月30日の月曜日、
結石を取り出す前に、
たまった胆汁を出す、
内視鏡手術が、行われた。

 

手術時間が決まっておらず、
待機も不要とのことだったので、
手術の時間には、行かなかった。

 

でも、心配なので、夕方の面会時間、
病院へ行ってみた。

 

面会は出来なかった。
それは承知の上なので、仕方がない。
僕と会うことによって、
動揺をさせないことが、大事。

 

と、自分に、言い聞かせている。

 

幸い、担当のDr.と、看護士には会えて、
状況を聞く事が出来た。

 

今日の手術は、どうでしたか。

 

うまくいきました。
カテーテルを通して、たまっていた胆汁と、膿を出しています。
データが良ければ、木曜日に、石を取り出す手術をします。

 

今週には、食事も取れると思います。
食事が出来れば、点滴もしなくなりますので、
拘束もはずれます。

 

そうですか。
ありがとうございます。

 

看護士さんも来てくれた。

 

どうですか。
落ち着いていますか。

 

今は落ち着いています。

 

私に会いたいというようなことは、言ってますか。

 

やはり、おっしゃってますね。
でも、それで興奮するようなことはないです。
ベルトを、はずそうとしたりしていますが、
感情的になることは、ありませんね。

 

今はオムツを当ててると思いますが、
排泄は出来ていますか。

 

尿は、管を通していますので、出ていますが、
便は出ていないので、下剤も考えています。

 

オムツが始めてのことなので、
抵抗とか、排泄の仕方がわからないと言うことは
ありませんか。

 

それは、ないです。
ただ、かぶれが出てきたので、軟膏をつけています。

 

 

 

落ち着きを、取り戻したと言うのを聞いて
安心した。

 

ここんとこ、僕も、少しは、余裕が出てきた。

 

始めの頃は、家で何をするにも、落ち着かず、
気持ちばかりが、焦ってた。

 

今は、のんびりできるようになったかな。

 

花子さんとの生活で、普通だと思っていたことが、
結構、気が張り詰めていたことに気づく。

 

食事を、ゆっくりとることをしていなかった。

 

   どうしても、目が花子さんの方に向いていた。
   次に食べるものを取ってあげたり、
   花子さんの、手元を気にしていた。

 

   今は手抜き料理だけど、自分の好きなものを
   のんびりと、食べることが出来る。

 

風呂は、以前から、カラスの行水で、湯船に入っても、
すぐ出る習慣があった。

 

   花子さんが風呂から出たら、僕は、ザブンと入って
   すぐに出て、着替えを手伝う。

 

   今は、のんびりと、お湯に浸かっている。
   こんなに、気持ちが良かったとは。

 

テレビが、それほど好きではなかったのに、気づく。

 

   食事をしながら、そして、食後は、花子さんと一緒に
   テレビを見ていた。
   昼間テレビを見ないで、横になっているだけなので
   せめて、一緒のときはテレビを見て
楽しむようにしていた。

 

   でも、テレビが全然面白くない。
   消して、パソコンの前に座る。
   花子さんがいると、長時間パソコンに向かうことは、出来ない。
   おかげで、毎日ブログを更新している。

 

他にも、すべてがマイペースで出来るんで、
ゆとりが持てる。
すべての行動が、早回しになっていた。

 

コメントで、皆さんがおっしゃっている、

 

ゆっくりしてください。

 

は、このことなんだと、気がつく。
英気を養っておかないと。

 

 

 

 

今日、病院に電話して、
経過を聞いた。

 

今のところ、体調は良いので
明日の朝、健康診断をして、
良ければ、手術を行うらしい。

 

今回は、石を取り出す、大事な手術。
病院での待機を、お願いした。

 

手術を行なうかどうか、
行なうとしたら、何時か。
電話を頂くことになった。
 
 

 

 

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