病院に戻る日。
昼過ぎまで寝ていた。
午後になってようやく起きる。
食事を用意したけど何も食べない。
もう、絶対に病院へ行きたくない。
そればっかり。
まだ治療の途中なんだから。
食べられるようになったらすぐ出れるから。
入院3週間で体重は増えたかと思っていたら、
さらに1kg減っていると知らされました。
少しでも増えるまでは、病院で見てもらわないといけない。
夕方、6時に病院へ連れて行きました。
病棟のロビーで、戻ってきたことを伝えると、
担当の先生、看護婦さんも出てきてくれました。
先生は、泣きはらしたかみさんの顔を見て、
お母さんがなくなって、辛かったんですね。
と言ってくれた。
でも、本人は母が亡くなったことではなく、
また始まる入院生活の辛さで泣いている。
かみさん、
もう入院したくない。
と言って、僕の手を握り離さない。
看護婦さんから、
家に一人でいても、寂しいでしょ。
ここにいれば気がまぎれるよ。
食べれて元気が取り戻せれば、すぐに退院だから。
励ましてもらうが、泣いたまま。
僕も、
大丈夫だから、
また来るから。
寂しかったらいつ電話をかけてきてもいいから・・・
そんなことを言ってるうちに、
涙が出てきてしまった。
先生と看護婦さんを前にして、二人で泣いている。
醜態をさらしてしまった。
しばらくすると、ようやく落ち着いてきたので、
病室に連れて行く。
すれ違った、患者さんから、
お帰りなさい。
大変だったね。
と声をかけてもらう。
その人たちの前では、少し微笑んだ。
いつものように、病棟の入り口で見送ってもらい帰る。
この日は、かわいそうで、車の中で号泣してしまった。
平成17年7月1日
昨日の様子が気になり、19時に見舞いに行く。
始め、看護婦さんに会って様子を聞いてみる。
どうでしたか。
今日は元気でした。
3食とも食べれましたよ。
ロビーで、他の患者さんと話をしていた。
珍しい。
どう?
大丈夫。
頑張って食べるようにする。
意外な答。
顔つきも明るかった。
安心して、嬉しくなってしまった。
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