体育の日、
地区連合自治会の、運動会があった。

 

僕の町内会も参加。
1年に一度、町内の人と親睦が出来る場だ。

 

僕は、必ず参加する。
と言うか、参加せざるを得ない。

 

ここは住宅地なんで、
テントを運べる車を、持っている家がない。
仕事で使う、荷物用のハイエースを、毎年出す。
そして、役員は交代制なんで、
テントの設営を、知っている人がいないため、
僕が全部、説明する。
これも、1年に一度の、主役だ。

 

競技には参加をせず、
もっぱら、応援。

 

花子さんも連れてきて、二人で、座って見てる。
天気も良く、配られたお弁当も美味しかった。

 

 

運動会後は、町内の道路を1本通行止めにして、
懇親会。
子供達、お年寄りも参加する。

 

防災訓練という名目で、保存食と、炊き出しで豚汁が出る。
今年は、役員の一人が、
手広く、焼き鳥屋さんを営業しているんで、
焼鳥の差し入れがあった。
その場で、炭で焼いた焼鳥は、
すごく美味しく、ビールも、すすむ。

 

花子さんも喜んで、食べて、飲んでいた。
僕が、さりげなく手伝っているんで、
周りの人は、認知症とは、分からない。

 

スリブリさんのところは、
本当に、仲がいいね~
散歩も、いつも一緒だよね。

 

と、冷やかされる。
いつも横にいて、介助している姿が、
そう、見えるんだろう。
花子さんが認知症を持っているのは、
役員の一部の人しか知らない。

 

まあね。

 

と言って、二人で、笑顔で対応。

 

 

6時に終わったんだけど、
まだ、楽しみたい人が残る。
これからが、宴会だ。

 

花子さんは、腰が痛くなりだしたんで、
家に連れて帰った。
僕は、どうしても参加したいから、
湿布を取り替え、痛み止めの薬を飲ませて、
また、出かけた。

 

残っているのは、
僕と同年代の、夫婦5組、
世話役の、ベテランご夫婦。
それと、会長さん。
町内会の中心的人達だ。

 

今度は、焼酎が出てきて、
皆、いい気分。
町内の昔話、遊び、趣味の話で、盛り上がった。

 

話が一段落したところで、僕が、

 

実は、うちのかみさんが、
若年性のアルツハイマーになってしまったんだ。
今、要介護4で、障害手帳も、もらってる。

 

と、切り出した。

 

世話役のご夫婦、会長さんは知っているが、
他の人は、知らないので、びっくりして、
シーンとなった。

 

  • 発病前の、うつ病の時期、
  • 4年前に、アルツハイマーと診断されたこと、
  • 始めの頃の、混乱時期。
  • 僕が理解できていなかったための、葛藤、
     
    そして、
     
  • 最近の、穏やかな状況、 
  • 認知症でも、記憶は出来ないが、 
      豊かな感情と感動はあること、
  • 介護者の対応しだいで、平穏な状況は保てること、
  • たまたま、脳に障害が出ただけで、身の回りに起こる、
      病気、怪我と変わらないこと、

 

等々を、話した。
最後に、

 

今は、僕が一人で介護をしているけど、
もうしばらくすると、皆さんに、
手助けをして、頂くようになると思う。

 

この病気に罹っていることを、
知っていもらえるだけで、僕も、かみさんも、
安心して、生活できると思うんだ。

 

話し終わると、皆、一様に、

 

信じられない、
そんな状況とは思わなかった。

 

話してくれたおかげで、何かしら役に立てられる。

 

いつ、自分たちの身の回りに起こっても不思議ではない。

 

等を、言ってくれた。

 

世話役の人が、

 

スリブリ君。
よく、言った。

 

と、支えてくれて、
ご自分の体験談を話した。

 

皆の優しい目に囲まれて、
話してよかった。

 

 

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