先週、親父の病院への、付き添いがあった。
 
以前書きました。
 
9年前に、白内障の手術をした。
左右をしたんだけど、右目の見えが、
あまり良くなくなってきた。
 
人口レンズの内側に、汚れがついている。
2週間に一度、レーザーを当て、汚れを散らしている。
綺麗に取れることは無く、
見え辛さは続いている。
 
14時に出かけて、帰ってきたのは、16時頃だ。
 
家の近くまで来たら、
 
  
 
花子さん・・・
 
 
 

歩いていた。
 
 

 
春の陽気からかけ離れた、寒い日。
小雨が降っていた。
傘は差していない。
セーターと、カーディガンのままだ。
 
ランの毛布を抱えている。
右手には、首輪と紐を持っている。
左手は、自分のサンダル。
 
どう見ても、異常な姿だ。
 
どうした?
 
ランがいない。

 
自分で外に出ることは無いよ。
家にいるはずだよ。
 

わんない。
 
目は落ち着きが無い。
体は濡れている。
靴はちゃんと履いていた。
 
車に乗りな。

 
うん。
 
目が悪く、耳が聞こえづらくて、
判断力が落ち気味の、親父は、
自分を、迎えに来てくれたと思ったらしい。
 
ただいま。
今日は、目の掃除をしてきたよ。

 
花子さんは、その時々で、話を合わせるのは上手い。
 
お帰りなさい。
良かったですね。

 
明るい表情で、答えていた。
 
 
家に着いて、2階に上がる。
ランは、階段降り口で、下を覗き込んでいた。
 
ほら、ランはここにいるよ。
 
うん。
 
ランを探しに出たというのは、もう忘れていた。
 
 
 
 
最近、花子さんは、いつも僕と一緒だ。
仕事で出かける時も、車の横に乗る。
事務室で仕事をしている時も、そばの椅子に座っている。
料理をしている時も、後ろに立っている。
トイレまでついて来る。
 
親父の病院の付き添いの時は、
留守番してもらっている。
診察室まで入るので、一緒は無理だ。
 
前回、始めて外に出てしまったのも、
親父の付き添いの時だった。
 
今回、鍵を掛けて行ったんだけどな~
 
 
 
徘徊するのは、目的がある。
認知症が進行すると、不穏状態から来る、
無意識の徘徊はあるが、
まだ、自意識がある人は、
目的を持って、動き始める。
 
家に帰りたい、
誰かを探す、
お腹がすいた、
買い物をしたい、
不自由なので、楽なことを探す、
じっとしているのに、飽きた、
落ち着かない、
恐怖感が増した。
 
目的は様々だ。
ただ、歩っているうちに、目的を忘れ、
混乱をして、歩き続けてしまう。
 
今回の目的は、ランを探すこと。
寒いから、毛布を持つ。
連れて帰れるように、首輪と紐を持つ。
外を歩いているだろうから、
サンダルも持ったんだろう。
 
少し落ち着いてから、
 
ランがいなくなったと思って、心配だったんだ~。
寒いから、毛布を掛けてあげようとしたんだな。

 
そう、
 
やさしいな。
 
誘導すると、思い出す。
 
良かったな、家にいて。
でも、僕が帰ってくれば、
一緒に探しに行くから、待ってればいよ。
 

 




ちょっと難しい時期に、さしかかってしまった。
 

 
 
 

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