花子さんを連れて、
デイサービスの見学に行ってきた。 
 
始めての体験だ。
花子さん、、、想像した通りの行動だった。
 
 
デイサービスとは言わずに、車で出かける。
施設に着く。
 
今回行ったところは、
社会福祉法人が運営する、特別養護老人ホームがあり、
その敷地内に併設された、認知症対応型のデイサービスだ。
 
 
駐車場に入った頃から、顔が、きつくなる。
車から、降りた。
 
なに?  ここ?
 
お父さんと、お母さんのことで
相談に来たんだよ。

 
ちがうでしょ!
いかない!
 
綺麗で、立派な建物の前で、
警戒しながら、立ちすくむ。
 
大丈夫だよ。
いつものように、隣に座って、
話を聞いてなよ。

 
いやだ。
かえる。

 
中から、施設長と、ケアマネさんが
迎えに来てくれた。
 
いらっしゃいませ。
どうぞ、中へ入ってください。

 
いいです。
 

外に立っててもしょうがないんで、
中に入ろう。
 

いやだ。
車にいる。

 
車で待ってるか?
 
いやだ。
帰る。

 
何度も、同じことの繰り返し。
 
押し問答をしても、しょうがないので、
僕は、建物の方に、向かった。
花子さんもついて来る。
 
 
玄関から入った。
でも、手前で立ち止まって、入ろうとしない。
僕は、花子さんが見えるところのテーブルに座る。
花子さんも、少しずつ前に進んで、横に来た。
 
施設長と、ケアマネ、僕の3人で
テーブルを囲んだ。
 
大丈夫だよ。
座って、聞いていればいいよ。

 
いい。
 
花子さんは、立ちっぱなしだ。
 
 
フロアーでは、12人の利用者と、
6人のヘルパーさんがついて、
歌を、歌っている。
歌に合わせて、体操も始めた。
 
年配の人が多いが、若い人も数人いた。
花子さんと、同じくらいの年齢の女性もいる。
男性2人は、60代前半か。
 
なんとなく安心する。
 
 
花子さんは、目がつりあがって、
怖い表情のまま。
僕の腕を、ずっと突付いてる。
 
かえろう。
 
話を聞くから、ちょっとだけ待っていて。

 
施設の概要と、デイサービスの内容を聞く。
僕からも質問をした。
良い雰囲気だ。
 
花子さん、しびれを切らして、
大きな声を出そうとしたので、
今回は、ここで、退出。
 
 
また来てくださいね。
 
もうきません!

 
しっかりと、意思表示をした。
 
お二人の見送りを受け、
お礼を言って、帰る。
 
 
僕は、ため息をつきながら、
無言状態。
 
花子さんも、不機嫌モードを、撒き散らす。
椅子を、蹴飛ばされた。
 
しばらく走った後、ランの話を振って、
笑顔を取り戻す。
その後、
 
今日、行ったところで、
お父さんが退院した後、
風呂の入り方について、
相談したかったんだよな~

 
どこへ行ったの?
 
もう、忘れていた。
嫌だった印象も、
綺麗さっぱり、忘れてほしい。
 
 
 
 
花子さんが、なぜデイサービスを嫌がるのかは
想像できる。
 
デイサービスが、どういうものか知らない。
何をして、どの位で、帰ってくるのかも。
 
花子さんは、施設=病院 に、
入れられると思っている。
 
僕から離され、一人で過ごすことに、
強い不安と、恐怖がある。
 
 
これは、2回の入院が、
トラウマ(精神的外傷)になっているのだろう。  
 
第1回目の入院は、平成17年6月3日から39日間。
この入院は、病になってから、
始めて、別々に過ごすことになり、
花子さんの寂しさは、計り知れないものだった。
 
途中、花子さんのお母さんが亡くなった事もあって、
非常に辛かった。
 
帰りたい。
 
もう少しの我慢だよ。
 
二人で、いつも泣いていた。
 ( 入院中のことは、「さかのぼります 8」から12に書きました)
 

そして、2回目。
 
昨年11月27日からの、
総胆管結石の入院
 ( 横にある、カテゴリーの「総胆管結石」に
   詳しく書いています )
 
この時も、入院をして、僕と離れる生活に
辛さから、怒りになってしまった。
 
 
花子さんにとって、デイサービスと、入院は、
同じ感覚だ。
別のものと言う意識がない。
 
また、あの恐怖を味わうことになる。
 
デイサービスは、楽しいところなんだよ。
 
これを分からせないと、
いつまでたっても、
デイサービスに対する
強い拒否反応は、なくならないだろう。
 

 
少しずつ、前向きに。
 


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