今日も、花子さんと一緒に、
ランの散歩に出た。
 
 
充分歩いて、家に戻る。
ランは、先頭を切って、家の中に入っていった。
 
花子さん、門から入らず、
そのまま、坂を登っていく。
 
追いかけ、連れ戻そうとしたが、
帰ろうとしない。
 
仕事も終わったし、今回は、持久戦。
なだめすかしながら、後ろから少しずつ押し、
門から中へ。
 
今度は、階段に座り込む。
雑談タイムにしたが、
話に乗ってこない。
 
ビールで誘ったが、
これも無理。
 
ランを連れてこようと思ったが、
少しでも、側を離れると、
飛び出してしまうので、
お互いの膝を、つけたまま。
 
30分経ってしまった。
仕方なく、後ろから両腕の下に腕を通して、
抱えあげた。
 
抵抗があったけど、
花子さんも、多少飽きたか。
いつもの、爪立てがなかったし。
 
玄関に入り、
鍵を掛けて、座らせる。
 
水を取りに行った。
 
ようやく、あきらめる。
 
 
 
 
この、急に始まった問題行動には、
いくつかの原因が、考えれれる。
 
今月初め、
6月4日の診察で、症状がすぐれないので、
薬が変わった。
この影響が、あるかも。
  ( この話は、又今度書きます )
 
6月に入ってから、食事が取れなくなった。
ひと月で、体重が3kg減った。
食事拒否から、介護拒否が始まる。
  ( この話は、次に書く予定 )
 
 
 
そして、何よりも大きな原因は、
介護の見直しを、始めたこと。 

 
6月17日の日記の中に書いたが、
 
 5月24日
「 今回のことを機会に、
 僕の介護方針を、変える決意をする。 」
 

 
これまで、花子さんの世話は、
すべて僕が、やっている。
公的支援は、何も使っていない。
 
でも、家族の状況を考えると、
とても一人では出来ない。
 
両親を含め、3人を見てくれる
ケアマネージャーとの契約。
 
デイサービスの見学。
 
地域ケアプラザでの相談。
 
役所へ伺い、自立支援医療の更新、
そして、新たに申請した、
「特別障害者手当」の手続き。
  ( これも、又今度書きます。
    宿題が、多い  )

 

 
それぞれ、花子さんは、いつも僕と一緒だ。
家に、一人ではいられない。
又、車の中で待つことも出来ないんで、
行きたくないところにも、
付いて行かざるを得ない。
  

 
訪問客も、多くなった。
ケアマネージャー、保健師、看護師、介護福祉士、
親父、お袋への説明もあるんで、
1階で話を聞く。
 
でも、通す居間は、
襖1枚で、隣が仕事場の、事務所。
そこには、僕の横の椅子に、
いつも花子さんが、座っている。
 
来られた方は、花子さんへも、挨拶をしていく。
その度に、花子さんは表情が硬くなり、
そっぽを向く。
 
自分のところに来た人。
自分を連れて行く人と、思ってしまう。
 
朝、事務室に行くとき、
必ず、花子さんもついてきたが、
来なくなってしまった。
 
  
 
いつ、介護にかかわる人が来るかもしれない。
ここには、いられない。
2階で、一人ぼっちはいやだ。
ここは、私の家じゃない。
出て行かなければ。

 
 
 
自分の居場所が見つけられず、
外に出てしまうんだろう。
 
花子さんにとって、
極端な変化に、ついて来れなくなっている。
 
 
でも、これからの介護と支援のことを考えると、
我慢のしどころだ。
 

 
最後はきっとうまくいくことを信じて。
  ( コメントで頂いた言葉です )
 
 
 
 
夢の、ショートステイを目指して。
  ( このことも、そのうち )
 
 
 
今回の一連の記事で、たくさんのコメントを頂きました。
本当にありがとうございました。
皆さんの、暖かい励ましに感激しています。
目覚めさせてくれる、厳しいご意見も大変ありがたい。
一つ一つの言葉を、大事にしています。

 


 
 
 
 
    
  
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玄関のドアをたたきながら、
 
あけてよ!
 

と叫んでいる。
 
僕のやってることは、正しいのか・・・
    
  
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  まとめて書いたので、
  長くなってしまいました。

 

 
22日に、警察に保護されてから、
ますます、徘徊が多くなった。
 
 
 
翌日、23日は、大雨。
 
いつもは、僕の横から離れないのに
玄関に座ったままで、後をついてこない。 
 
ちょっと、目を離すと
外に出てしまう。
 
大雨の中、何度引き戻したことか。
 
一度は、取り引き先と電話をしている間に、
いなくなった。
あわてて、車で探す。
頭から、服にかけて、
びしょ濡れになって、歩いているところを、
捕まえた。
  
家の前で降ろしたら、 
そのまま、坂道を駆け上がり逃亡。
 
花子さんを、呼び止める。
 
いくら言っても、戻ろうとしないので
腕を捕まえて、強引に連れ戻す。
 
大きな声をはり上げ、
道路に横たわる。
 
ズボンは、びしょ濡れになる。
 
いくら言っても、聞かない。
 
なんとしても、家に戻さないと
また、前日の繰り返しだ。 
 
雨に濡れるから、かえろう。
 
いやだ!
いく!

 
行くところなんてないだろう。
 
たくさんある!
いえにいく。

 
ここが花子の家だぞ。
茨城には帰れないぞ。
 
いやだ。

 
ほら帰ろう。
あまり困らせるなよ。

 
いいでしょ!!
 
帰るぞ。
 
引っ張って、家に戻した。
 
急激な変化に、疲れ果てる。
 
 
  
でも、僕のやってることは、
認知症の人、そして、
徘徊をしている人に対して
行なったり、言ってはいけないことだ。
 
今までないことへの対応は、
全くの介護初心者で、
あわてるばかり。
 
逆なでさせるだけで、
落ち着かせることはできない。
 
対応を、間違えている。
 
 
 

 
できるだけ、一緒にいる。
 
でも、25日、また事件が。 
 
2階に一緒にいる時は、
玄関に、鍵とチェーンをかけているので、
一人で、チェーンを外すことはできない。
 
でも、僕が1階で仕事をしている時は、
鍵を2個かけても、何度か繰り返して、
開けてしまう。
 
隣の椅子に、座らせようとしても
部屋に入って来なくなってしまった。
 ( これには、考えられる理由がある。
   このことは、また今度 )

 

 
11時頃、また、いなくなる。
  
前に、高速道路の方向へ、歩いていたので
同じ道を、追いかけた。
 
発見。 
車を、横に着ける。
 
どうした?
 
なんで、わかったの。
 
花子の考えてることぐらい、
何でもわかるよ。
さあ、車に乗りな。

 
家まで戻る。
手をつなぎ、2階に上がった。
 
昼は、焼きそば作るから、
ちょっと、待ってな。

 
出来上がり、呼んだが、来ない。
探したら、玄関が開いていた。 
 
大失敗。
チェーンを、掛け忘れた。
 
すぐに、探しに出かける。
どこにも、見当たらない。
 
時間が経つ。
  
12時半に家を出て
2時間。
昼ごはんも食べずに、
歩き回っている。
 
 
 
何度も、何度も、警察に電話をしようとしたが、
躊躇していた。
 
だが、2時間たっても見つからないと
もう、見覚えのないところを歩いているだろう。
帰ってくることは、無理だ。
 
110番に、電話をした。
 
名前、特徴を伝える。
 
いつ頃から、いなくなりましたか。 
 
12時半です。
 
2時間以上、経ってますね。
いなくなったと分かった場合、
すぐに、電話をほしいんです。
捜索範囲が、狭まりますから。
 

はい。
 
 

 
次に、地域ケアプラザへ行く。
僕の住んでいる地域では、
「徘徊SOS」というシステムがある。
 
これは、「徘徊等による行方不明者が発生した際、
行政と地域の商店、福祉施設などが連携して、
いち早く見つけ出そう。」 というものだ。
 
申請をしてきた。
 
落ち着くことができず、
僕も車を走らす。
 
 
 
5時半に電話が鳴った。
 
こちら、A駅前の交番です。
今、スリブリさんのお隣のBさんが、
歩いている花子さんを見つけて
交番へ連れてきました。
 
Bさんは、他の人とお通夜に向かっている途中ということで
こちらで、お預かりしています。
すぐに来れますか。
 
はい、伺います。
 
交番に着く。
花子さん、体を傾けて、
ぐったりした表情で、座っている。
 
Bさん達が、偶然車の前を横切った花子さんに気がつき、
こちらに、連れてきてくれました。
 
Bさんから、親の方の電話番号を聞いて、
そちらに掛けて、
スリブリさんの携帯電話の番号を
教えてもらい、 連絡しました。
 
では、連れて帰って、いいですよ。
 
捜索願いを出して
私の携帯電話の方へ、連絡をもらうよう
お願いしておいたんですが。

 
捜索願を出していたんですか。
ちょっと待ってください。

 
警察署に電話をして、確かめていた。
  
出ていました。
では、こちらの書類に名前と印鑑をお願いします。

 

 
なんと、交番の警察官は、
全員、捜索願が出ていたのを知らなかった。
この交番は、隣駅前。
同じ、警察署の管内。
しかも、管内で中心となる交番で、
警察官も多くいる。
 
警察官に、お手数をお掛けしたお礼と
苦情を言う。
  ( この話は、ここまで。
    話の内容が、どんどん変わりそうなんで )

 
 
 
交番を出た。
花子さん、片足を引きずり、
体が傾いている。
 
どうした。
大丈夫か。

 
こしが、いたい。
 
長時間歩いて、腰痛が出てしまったのだろう。
唇が白く乾いている。
水分を、何も取っていない。
  ( 交番では、長時間歩いていてのを知らないので、
    水も出さなかったのか  )
 
スポーツドリンクを買って飲ませたら、
美味しそうに、飲み干した。
 
 

 
本当に、無事発見されて、良かった。
 
夜、交番へ連れて行ってくれた、
Bさんが電話をくれた。
 
すごく、心配してくれていた。
すぐに引き取りに行ったことを話すと、
泣きながら、安心してくれた。
 
その後、一緒に車に乗っていた
Cさんが、訪ねてくれた。
民生委員をしていたCさんは、
状況をすぐにつかめ、
今後の相談に乗ってくれた。
 
 
皆さんに、感謝、感謝です。
 
 
 
Bさん達は、近所の親密にしている方が亡くなり、
5人で車に乗って、2駅隣の葬儀場に、
向かっていたらしい。
 
A駅の前の渋滞で、車を止まらせていたら、
目の前を、花子さんがふらふらして、横断してきた。
 
横断歩道ではない。
車の間を、横切っていた。
 
運転をしているDさんが、
 
あれ?
今の、花子さんじゃない。

 
Cさんが、見る。
 
違うんじゃない。
でも、見てみようか。

 
と言って、Bさんと、車を降りた。
雰囲気が、まったく違うので
そっと、うかがったら、
花子さんだった。
 
すぐに、腕に手を回して、起こす。
偶然、自転車の駐車違反を見ていた警察官が
そばにいたので、
Bさんが、花子さんのことを、説明。
病気のことも話す。
 ( 当然、この警察官も捜索願いを知らない。
   町を回っている警察官だと言うのに )
 
Cさんが、交番へ連れて行き、座らせた。
 
交番の警察官によく頼み、
皆で、お通夜に向かった。
 
 
 
偶然の、重なり合いで、
花子さんを、見つけてもらうことができた。  
乗っていた5人が、町内会の人で
我が家のことを、よく知っている方達で
助かった。
 
 
 
発見されるまで、5時間。
遠くへ行かず、近くをぐるぐる回っていたようだ。
  
 
 
昨日、26日
不本意だが、
錠前を交換した。
 
今、錠は2個付いている。
いずれも、中からはレバーを回して開け、
外からは、鍵で開ける。
 
一つの錠を交換し、
中からも、外からも、
鍵を使わないと開かないようにした。
 
僕が外に出るときは、
花子さんを、閉じ込めてしまうことになる。
かわいそうで、辛い。
 
でも、安全を考えると、仕方がない。
 
 
 
家の中には、セラピー犬の、ランがいる。
ランに頑張ってもらおう。 
 
 


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花子さんは、僕が仕事をしている時でも、
机の横に、用意した椅子に座っている。
 
いつも、そばから離れることがない。
 

 
でも、今日は調子が良かったのか、
 
ランを見てくる。
 
と言って、10時頃に、
2階に上がっていった。
 

 
僕は、毎日、何かしらの予定が入っている。
カレンダーには、メモ書きで一杯だ。
 
デイサービス見学、ケアマネージャー打ち合わせ、
親父、お袋、そして花子さんの病院付き添い、
納品、商談、等々。
 
でも、今日は、珍しく、空白になっていた。
こういう日は、溜まった事務処理をやりこなす。
 

 
花子さん、30分ぐらいしても、降りてこない。
2階へ見に行ったら、どこにもいなかった。
 
近所を、うろうろしてるんだろう。
 
甘く見ていた。
 
 
 
車で、周りを探しに出たが、
どこにもいない。
 
駅の方にも、行ってみる。
家から、歩いて20分くらいのところに倉庫がある。
そこへも行ったが、見当たらない。
 
ランとの散歩コースを、回ってみた。
 
見つからない。
 
少し、あせり出す。
 

 
一度家に帰って、戻ってるか、確認。
 
ランが、階段の上から覗いてるだけで
誰もいない。
 
どこに行ったのか、
電車の、上り方向か、下り方向か。
 
見当をつけて、
下り方向の、幹線道路を走る。
 
見つけることができず、
12時を過ぎた。
2時間たっても見つけられないのは、
歩き続けて、遠くに行っているかも。
 
 
 
携帯が鳴った。 
見慣れない、着信表示。
 
はい、スリブリです。
 
スリブリ花子さんの、ご家族の方ですか。
 
ハイ、そうです。
 
こちら、A警察署です。
今、スリブリ花子さんを保護しています。
すぐに来れますか。

 
はい。
 
花子は、若年認知症です。
徘徊していたと思います。
今、B駅の方を探していました。
すぐに伺います。

 
 
 
15分後、警察署に着いた。
受付に行ったら、すぐに分かって、
3階へ通される。
 
花子さんを見つけ、
作り笑いで、
 
どうした~
 
花子さん、笑顔で、うなずいた。
  
 
 
警察官から、説明があった。
 
高速道路の、Cインターの降り口を
歩いている女性がいると、
110番があったんです。
 
すぐにパトカーを向かわせて、
高速道路上を歩いているところを
保護しました。
 
持ち物を見たところ、
財布を持っていたので、
このメモを見つけ、電話しました。
 
聞いているうちに、
血の気が、引いてきた。
 
そこには、僕の字で
  
 
  本人   スリブリ花子
 住所   ●○●○
 連絡先  △▲△▲
 
 ご迷惑をお掛けします。
 スリブリ花子は、若年性認知症です。
 何かありましたら、上記連絡先まで、
 お電話をお願いいたします。

  

 
これを見つけ、僕の携帯へ電話をしてくれた。
2年位前に、財布に入れておいたメモだ。
 
その頃は、徘徊の役に立つとは思わず、
お店で買い物をしたとき、現金が足りないなどの
トラブル用に、入れておいた。
 
財布の中は、メモ用紙1枚と、
お守りだけで、現金、カードはなかった。
 
普段、花子さんは出かける時に、バッグ、財布は持たない。
いつも僕が一緒なので、必要ない。
買い物でもしようと思って、財布を持ったのか。
 
これがあったおかげで、すぐに連絡を頂いて、
助かった。
 
  
 
二人で、警察を後にした。
 
花子さんは、何が起きたのか忘れていて、
機嫌が、戻っている。
 
僕も、責めない。
責めても、分からない。
教えても、今後気をつけることはできない。
 
介護者が、注意を怠ったから起きたことだ。
僕が気をつけなければ、ならない。
 
 
でも、良かった。
高速道路で、もし車にはねられたら、
命が、なくなるところだ。
 
運転をしていた被害者の方の、
人生をも、狂わせてしまう。
 ( 高速道路上で、歩いている人を
   はねた運転手は、加害者でなく、
   被害者だ。 )
 
自分達だけのことでは、
済まされない。
 
110番通報をしてくれた方、
すぐに動いてくれた、警察署。
無事に保護されたことに、
感謝する。
 
 
 
高速道路出口まで、
真っ直ぐ歩いても、30分以上かかる。
歩くことのない道だ。
そこまで、どのようにして、
行ったんだろう。

 

  
 

 


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花子さんの、デイサービス見学2日後、
今度は、親父の、デイケア見学。
そして、今日は、お袋のデイサービス2ヶ所見学。
 
うちの家族は、僕を含めて、
他の人のことは、良く分かる。
 
デイケア、デイサービスに行って、
他の人と、触れ合った方が良い。
外に出るだけでも、運動になるので、
体のために、行ったほうが良い。
 
でも、自分のこととなると、
なんだかんだ、言い訳をして、
消極的だ。
 
 
 
親父は、大怪我から復活したとはいえ、
やはり、92歳。
入院前と比べると、
かなり、衰えが見える。
 
病院から、ケアマネージャーに、
病院で行っていたリハビリ内容、
又、今後のリハビリ指導書を渡された。
 
退院後も、リハビリを勧められている。
でも、親父は、病識(自分が病気だと自覚すること)
がなく、もう、何でも出来ると思ってる。
 
俺は、忙しいんだ。
どこかに行って、遊んでる暇はない。

 
遊びじゃないよ。
病院からも、続けてリハビリをするように言われているんで、
リハビリ主体のところへ行って、体を元に戻すんだよ。

 
もう、すっかり治ってるから、
大丈夫だ。
年寄りばかりのところへ行っても、
することがない。

 
(自分が一番の年寄りだと言うのに・・・・)
 
お袋は、
 
私は、お父さんの食事とか
世話をしなければいけないんで、
とても、デイサービスに行かれないわ。
 
家から少し離れて、息抜きをしたほうがいいよ。
お父さんと同じ曜日に、
別の場所を探すから、行ってみなよ。

 
でも、他の人と打ち解けそうもない。
気を使って、かえって、疲れそう。

 
大丈夫だよ。
趣味のグループに入れば、
仲の良い人が、出来るよ。

  (お袋は、短歌、習字をやっている)
 
 
なかなか、皆、難しい。
 
 
 
 
親父、お袋の見学に、
花子さんも、連れて行った。
 
一人では留守番できないし、
いろんな、デイサービスを見させて、
少しでも、抵抗がなくなればと思い。 
 
 
だが、これまた、強力な抵抗。
 
どこへ行っても、自分のことだと思い、
施設に入ること、話をすべて拒否する。
 
ケアマネージャーには、
毎回、きつい態度を取り続ける。
そっけない返事だ。
すべて否定言葉。
 
 
1件目の親父の時は、
中に入るのを、嫌がる。
ようやく誘ったが、
スリッパに履き替えない。
 
ヘルパーさんにお願いして、
靴のまま、入らせてもらった。
 
少し離れて座らせたが、
後ろを向いたまま。
 
頑固だ。
 
 
 
今日の、お袋のデイサービス見学。
親父のデイケアと違って、
花子さんの、デイサービスにも使えそうなところだ。
 
良い印象を、持ってくれればと思ったが、
無理だった。
 
1件目。
 
車から降りようとしない。
 
なんで、いつもいつも
こんなところにつれてくるの!

 
花子じゃないよ。
お母さんが行こうとしているところの、見学だよ。

 
いやだ。
いかない。

 
仕事に使っている、荷物を積むハイエース。
窓が多いので、すぐに温室状態になる。
全開して、
 
じゃあ、すぐ戻ってくるから、
ここにいな。

 
留守番させて、中に入った。
見学が終わり、
車に戻ると、花子さん、
 
乗ってない。
 
初めての場所で、土地勘がない。
あわてて、道路に向かって、探しに行く。
 
車に乗ったお袋から、
 
いたよーー
 
戻ったら、後ろの座席の、荷物室に、
ふてくされて、横になっていた。
後ろは、暑かったろうに。
 
 
2件目。
 
ここは、どうにか中に入った。
見学が終わり、椅子に座って、
連絡先を書く。
 
花子さん、自分の名前を、書かれたと思ったんだろう。
僕の足を蹴飛ばし、踏みつけ、
頭をたたき始めた。
 
ほら、見てみなよ。
お母さんの名前を書いてるんだから。

 
そんなの、しらない。
 
僕には、想定の範囲内の抵抗だけど、
暴力を見た、ケアマネージャー、デイサービスの相談員。
 
これじゃあ、断られてしまうな。
 
 
普段は、暴力的なことはない。
ぶったとしても、力を抜いている。
自分の気に入らないことが、
極限に達した時、
言葉に出せないので、手が出る。
 
いつもは、にこやかで、気遣いが出来る。
優しいところは、いっぱいある。
僕に対して、感謝の気持ちも、持っている。
 
介護関係の人には、
笑顔は出さず、不機嫌な顔しか見せない。
 

 
誤解しないで下さい。
 



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先週、親父とお袋の、介護認定が出た。
 
親父は、初めての認定。
「要介護3」だった。
 
お袋は、これまで要支援2
今回、「要介護2」になった。
 
花子さんは、認定更新時期ではない。
今、「要介護4」だ。
 
改めて、それぞれの介護度を見ると、
 
 
こりゃ、大変だ~~
 
 
先日、初めて花子さんを、デイサービスの見学に連れて行った。
 
花子さんは、デイサービスに行くのを、強烈に嫌っている。
信頼しているDr.から勧められても、
すぐに顔が曇って、話をしなくなる。
 
でも、デイサービスが、何をするところなのか知らない。
見たこともないし、聞いたこともないんで、
知るはずがない。
 
おそらく、病院に入院した時のイメージを
重ねていると思う。
デイサービスは、怖いところ、
僕から、離されてしまうところと、
思っているんだろう。
 
説明しても、聞く耳を持たず、
 
いやだ!
 
で終わってしまう。
 
 
 
新しく決まった、ケアマネージャーにお願いして、
見学をさせてもらうことにした。
 
はじめの一歩
 

 
11時に約束して、現場で会うことにする。
今回のところは、特別養護老人ホームの隣にある、
認知症対応型の、デイサービス。
 
車で行き、駐車場に入れた。
 
なに?ここ?

 
この前、お父さんのリハビリについて相談したろ。
その時のケアマネージャーが来て、
説明してくれるんだよ。
車から降りな。

 
ちがうでしょ!
いやだ!!

 
車から、降りようとしない。
建物の中から、施設長、ケアマネージャーが出てきた。
 
僕一人で、挨拶をする。
花子さん、全然降りようとしない。
 
始めから無理強いをしてもいけないので、
なだめながら、どうにか降ろす。 
 
いらっしゃいませ。
よく来てくださいました。
 
しりません。
 
ここの回りには、、珍しい花がたくさんありますよ。
見てみますか?

 
いいです。
 
すべてを、かたくなに、拒否。
 
さあ、中に入ってみよう。

 
いい。
車にいる。

 
車の中は暑いよ。
僕が話を聞いているから、
横にいればいいよ。

 
行かない
 
どうしようもない。
頑固に、嫌がる。
 
僕一人で、中に入っていった。
花子さんも、距離を置いて、ついてくる。
椅子に座って、話を聞く。
テーブルの向こう側では、
利用者さんたちが、ゲームをしていた。
 
ほら、ここに座りな。
 

いい。
 
立ったままだと、疲れるよ。
 
いらない。
 
話を聞いている間、
ずっと、横に立ったまま。
 
そのうち、
 
かえろう・・・
 
かえる!!

 
大きな声を、出し始めた。
 
利用者さんたちに、迷惑がかかりそうなので
その日は、これで切り上げる。
 
今日はありがとうございました。
また来てくださいね。
 
ません!
 
いいです!

 
 
車に乗って、施設を後にする。
こわばっていた顔も、
ランの話をしたら、
にこやかになった。 
 
 
 
なかなか手強い。
行くことが、出来るのだろうか。
 
ケアマネージャーからは、
 
始めは行きたがらない方も、多いですよ。
何度かお迎えに行って、
一ヶ月位してから、ようやく来る方もいます。
 
慣れてくれば、大丈夫ですよ。
 
 
 
 
大丈夫なのかな~
お迎えに来ても、部屋から一歩も出ず、
大立ち回りを、しそうだ。
 
 
 
コメントでも頂いた。
まず、ヘルパーさんをお願いして
慣れさせてみるのも、考えよう。
 
 

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5月19日
 
12針縫った、頭の傷の抜糸が行われた。
 
Dr.傷口を診て、触診。
 
傷は、もう大丈夫でしょう。
脳外科としては、退院とします。
後遺症を見て行きます。
退院後、2週間後に診察しましょう。
 
リハビリのDr.より説明があった。
 
今は、手すりにつかまりながら、
歩くことが出来ます。
まだ、ふらつきがありますが、
退院後も続けて、リハビリをしてください。
 

リハビリでも、退院OKが出る。
 
ソーシャルワーカーと相談する。
 
怪我の具合は良くなってきました。
ご自宅の、受け入れが整った段階で、
退院したらどうでしょうか。
 
畳からの立ち上がりは大変なので、
ベッドを入れた方が、良いと思います。
 
病院内は、床は平らですが、
ご自宅では、段差があって、つまづくことがあります。
転ぶと大変ですし、介護も大変なので、
もう少し歩行が回復してから、退院したらどうでしょう。
 
地域包括センターへ行って、今後のケアについて
相談してみたら、いかがですか。
 
受け入れ態勢が、まだ整っていない。
ベッドの導入、浴槽の段差解消。
家で生活するために、準備が必要だ。
 
 
 
 
5月24日
 
親父は、ベッドが嫌いだ。
これまでも、布団を敷いて、畳に寝ている。
干した布団に寝るのを、楽しみにしている。
 
本人の強い希望もあり、
ベッドは、様子を見ることにした。
 
浴槽の中に入れる、椅子を購入。
深い風呂なので、出入りは楽になるはず。
 
元気が出てきて、早く病院を出たがっている。
 
ソーシャルワーカーに、今週中の退院希望を伝えた。
 
アドバイスがある。
 
受け入れ態勢で、一番大事なのは、
退院後、家族の介護が大変になるのを
できるだけ、防ぐことです。
 
いつも、お見舞いにいらっしゃっているところを
見ていますが、
お母様は、足がご不自由で、お父様の面倒を見るのは、
難しいと思います。

息子さん(僕のこと)も、奥様の介護を抱えて
更に、ご両親を見るのは大変です。
 
お父様は、まだ介護認定が出ていないので、
自費になる恐れはありますが、
3人を見れる、ケアマネージャーと契約をしてはどうでしょう。
 
息子さんが、仕事で外に出る時とか
2人以上の、介護が重なった時などのために、
ヘルパーさんを頼んだり、
デイサービス、ショートステイなどを
使える状態にしておかないと、
これからは、厳しいのではないでしょうか。
 
 
ソーシャルワーカーが言っていた
 
    受け入れ態勢
 
と言うのは、ベッド、介護のための改修などではなく、
僕が、介護疲れを起こさないための、
準備を整えると言うことだった。
 
僕を見て、今の状態では、
これから乗り切れないと思ったのだろう。
 
 
大きな間違いだった。
 
 
このブログを、見ている方たちが、
いつも、心配して頂いていることだった。
 
 
 
今回のことを機会に、
僕の介護方針を、変える決意をする。
 
 
 
 
5月25日
 
家族会の世話人に、電話をして、
たくさんの、アドバイスをもらう。
 
また、地域包括支援センターより紹介された、
ケアマネージャーの事務所へ伺い、
今後の相談をする。
 
短時間の中で、これからのことを、
決めないといけない。
 
でも、今まで、長い間、
考えていたことだ。
すぐに、決めることができた。
 
新しいケアマネージャーと、契約。
要望を伝える。
 
 
 
5月28日
 
リハビリのDr.より、本人、家族を含めて
説明があった。
 
新しく決まったケアマネージャーも、
病院に来て、同席してくれた。
 
今の問題点としては、

  注意力低下
  遂行機能低下
  病識低下(自分が、病気・怪我をしたことを意識してない)
 
保たれていることは、
 
  知的機能
  プライドや性格
  以前の記憶
 
です。
 
他に
 
今後の生活で考えられること
対応策
 
について、詳しく説明があった。
 
 
 
問題点としての、病識の低下。
保られていることの、プライド。
 
これが、今後の生活に、
たくさんの、問題を起こすことになる。
 
 
 
 
病状に、目覚しい快復があり、
受け入れ態勢も整ったので、
6月1日 退院になる。


  
 
 

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12日(土) 19時。
出張から、無事帰ってきた。
 
迎えてくれた花子さんは、笑顔だった。
 
どう、大丈夫?
 
大丈夫。
 
タロウは、やさしかった?
 
うん。
 
タロウの部屋へ行く。
 
どうだった?
 
まあ、
 
大丈夫だった?
 
どうにかね。

 
僕が出張して、一泊したのは、わかってるのかな?
 
わかってないかも。 
 
 

 
途中、タロウとは、
何度もメールした。
電話を掛け、話もした。
 
時々、花子さんから電話もかかってきた。
今でも電話を使えるのには、驚いた。
 
でも、かかってくるのは、ほんのたまに。
多分、電話をかけたいんだけど、
使い方がわからず、
色々いじっているうちに、繋がったんだろう。
一日中、電話器を手にしていたに、違いない。
 
かかってきた電話は、出来るだけ出るようにした。
 
タロウは、
えらそうに!!!
ぶつぶついってばかり!!!

 
何か言ってくれるのは、
ありがたいじゃないか。
心配して、言ってくれるんだよ。

 
どうだか!!!
なまいき なんだから!
 
怒りモード、全開だ。
 
タロウに電話をする。
 
大声で怒鳴られても、気にするな。
そういう症状が、あるんだから。
やり過ごせば、戻るから。
 
わかった。
 

 
 
 
11日の朝は、花子さんが寝ているうちに、
出て行くつもりだった。
 
今までもそうだが、出掛けに一番荒れてしまう。
 
どうするの!!
どこにいればいいの!!!
なにをしてるの!!

 
そして、僕が出かけたあと、
外に出てしまう。
 
いつも、9時ごろ起きるのに、
その日は、7時に起きてきた。
 
予定外だ。
 
普段と変わりなく、
花子さんに、朝食を食べさせる。
 
ランに、ご飯も上げる。
 
僕も、特に変化を見せず、
新聞を見ながら、朝食。
 
花子さんを着替えさせ、
僕も、着替え。
 
いつもと違うのは、
Gパン、ポロシャツが、スーツになっていること。
でも、急がず、ゆっくりと着替えていると、
花子さんは、気に止めなかった。
 
行って来ます。 も言わないで、
階段を下りて、外へ。
 
家を出てからは、ダッシュだ。
 

 
新幹線のホームで、タロウに電話をする。
 
どう?

 
大丈夫だよ。
 
そうか、良かった。
僕のことを、捜してないか。

 
いまんとこ、平気。
玄関に鍵と、チェーンを掛けといた。
 
それだけしておけば、大丈夫。
何かあったら、電話して。

 
ああ。
 
やっぱり、タロウが一緒なんで、
少しは、落ち着きが出ているのかも。
 
 
 
 
その日は、特に荒れることもなく、
寝れたようだ。
晩御飯を「食べない」と、言ったらしいけど、
時間をずらして、もう一度出すように言ったら、
食べたみたいだ。
 

 
翌日は、一日、荒れ模様。
朝から、外に出ようとしたが、
鍵とチェーンが、かかっていたので、
ガチャガチャし続けて、あきらめた。
 
午前中は、ずっと玄関に座っていた。
 
部屋に戻っても、座ることなく、
うろうろを続けていた。
 
そして、玄関。
 
この繰り返しだったようだ。
 
でも、タロウの作った昼食は食べた。
 

 
僕の方から電話をするのは、控えた。
声を聞かすと、かえって、不安がらせてしまう。
 
タロウに任せる。
 
時々かかってくる電話は、
怒鳴り声ばかりだけど、
笑って、受け流す。
 
 
 
帰り、駅を降りたところで、電話をした。
 
今から帰るよ。
 
うん。
 

そして、この日の日記の、一番最初へ。
 
 
 
終わりよければ、すべて良しか。
帰って来た時に、笑顔が出たことで、
それまでの、イライラ、辛さは、忘れてしまったようだ。
 
そこから、優しく、いつものペースに引き込めば、
大丈夫。 
  
タロウに声をかける。
 
ありがとう。
助かったよ。
 
何にもしないで、ほっぽっといた。
 
タロウは、昔から、部屋に入りっぱなしで、
ゲーム、テレビ、本を見ていた。
今回も、そうだったんだろう。
 
その自然さが良かったのかな。
気配りをしながら、部屋にいたんだと思う。
2日間、二人は、一歩も外に出なかった。
 
ランはかわいそうだったけど、
危険を思えば、それが正解。
 
 
 
ところで、僕は、
 
 
 
本当に、息抜きが出来た。
 
取引先の、工場見学、会議だったけど、
夜は、酒の場。
 
思ってもいない、温泉にも入れた。
 
ゆっくり足を伸ばす心地よさ。
 
 
 
花子さんのことは、ずっと気になっていたけど、
タロウが見てくれている安心感で、
体から、リキミ、こわばりが抜けていき、
ゆるまった感覚。
 
 
これ、ストレスが抜けていると言うことか。


 

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明日、一泊の出張。
 
取り引き先の、工場見学
夜は、懇親会。
翌日は、会議と近辺の視察。 
  
関西方面へ、行くことになった。
 
家のことを考えれば、
キャンセルしたいとこだけど、
うちの、一番のお得意先の企画。
欠席するわけに、いかない。
 
 
 
心配なのは、
やはり、花子さん。
 
普段でも、僕の姿が見えなくなると、
探しに、外へ出てしまう。
 
ランを連れて、出たこともあった。
首輪のつけ方が、わからないので、
抱いたまま出る。
14㎏の、メタボ犬。
いつまでも、抱けるわけがない。
 
近所の方が、知らせに来てくれて、
路地まで、迎えに行ったことがある。
 
一度は、一時間後に見つけた。 
首輪なしで、歩かせていた。
 
ランは、花子さんの側を離れないで歩いていた。
 
でも、
もし、車が来たら、
自転車と、ぶつかったら、
子供に、飛びかかったら、
急に駆け出して、どこかへ行ったら、
 
それを考えると、身震いしてしまった。
  
ランを連れていない時もある。
汗をいっぱいかいて、
歩ってたことも。
 
 
下の失敗も、最近出てきた。
家の中で、思いもよらない所に、
落し物がある。
 
生活のすべてに、
僕の、サポートが必要。
 
とても、一人で留守番を、
させるわけに行かない。
 
今回は、思い切って、 
東京都町田市に住む、
息子のタロウに頼んで、
今日、泊まりに来てもらった。
 
明日、明後日は、
一緒にいてもらう。
 
タロウは、このブログを見ている。
今の状況は、分かっている。
 
僕以外に心を許す、
唯一の、肉親。
大丈夫だろう。
 
でも、息子には、見栄を張ってしまうかな。
甘えられないかな~
  
 
花子さんには、出張のことは、
言ってない。
言わずに、明朝、出るつもり。
 
言えば、激しい抵抗、拒否が出るのは、
目に見えている。
 
 
 
タロウに任す。
   
 
 
上手く、穏やかに、
過ごしてくれますように。
 
 
 
 
 
 
でも・・・
今・・・
 
花子さん、
 
 
 
不穏状態になっている。
 
僕が明日いないというのは、
気づいていない。
それで、荒れているわけではない。
 

 
 
 
いつもの、波の中。
今日は、底辺に来てしまった。
 
 
 
入浴拒否(もう、どのくらい続いているだろう)
介護拒否、
そして、、、
     失敗。
 

 
 
大丈夫かな・・・・
 

 

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認知症と関係ない記事で、
ごめんなさい。
 
あと、2~3回続きそうです。
間に、花子さんの話も入れます。
 
逆だ。
花子さんの話の間に、
事故のことも。
 
 
 
5月14日
 
12時半に、大学病院へ行き、退院手続きをした。
13時半に、ドクターカーの、救急車に乗る。
  
親父が寝かされ、お袋、花子さん、僕も同乗、
サイレンを鳴らしながら、T病院へ向かった。
 
到着時、まだ混乱があった。
看護師に、着替え、尿瓶での尿、寝具等の世話を受ける。
 
ソーシャルワーカー(社会福祉士と、精神保健福祉士を呼ぶ)
と、今後の打ち合わせ。
 
これからのことを、どのようにお考えですか。
 
家族としては、怪我が治り、
トイレなども、自分で出来るようになったら、
早く、家に戻してあげたいと思います。

 
それは、難しいと思います。
高齢ですし、大きな怪我をすると、
肉体的に、回復は難しいです。

 
このまま、ベッドの生活になる可能性もあります。
退院後は、施設の入居も、
考えに入れておく必要もあります。

 
施設のパンフレットを見せられた。
 
ソーシャルワーカーは、
親父と看護師のやり取りを、じっと見ている。
親父は、かなりの世話を、かけていた。
 
病院側としても、一人の患者さんに
付きっきりになれないので、ご家族に見ていただくか、
ヘルパーを、付けて頂くようになります。 
 
今日一日ご様子を見て、明日からどうするか、
もう一度、ご相談しましょう。
 
入院中は、一日も欠かさず、毎日見舞いに行った。
花子さんも一緒。
お袋も行くと言っていたが、
一日置きに、させた。
 
僕の車に乗って、往復といっても、
疲れは、たまる。 
 
Dr.から現在の症状と、
これからのことを聞くたびに
落ち込んでしまう。
 
毎日が、きつい。
朝起きても、疲れが抜け切れていない。
 
花子さんのこと、家事、親父の段取り。
そして、後回しになっている、
下降気味の、仕事。
心も、体も疲れきっていた。
 
 
 
5月15日
 
重い足取りで、夕方見舞いに行った。
親父は、ベッドに座って、にこやかに迎える。
抑制のベルトは、はずして横に置いてあった。
 
このベルト、どうしたの?
 
邪魔だから外したよ。
 
気分はどう?
 
スッキリしてきた。
 
トイレは?
 
さっき行ってきた。
 
一人で?
 
そうだ。
 

 
どうした???
 
意識がいつものように戻り、元気になっている。
 
すぐ、看護師さんのところへ行った。
 
昨日の夜は、どうでした?
 
せん妄という説明がありましたが、
ゆっくり寝ていましたよ。

 
歩って、トイレに行けるんですか? 
  
間に合わないで、失敗することもありましたが、
自分で行かれてます。

 
たった1日で、驚異的な、快復を示す。
前の病院の時の症状と、まったく違う。
まだ足はしっかりしていないが、
手すりをつかまりながら、トイレに行ける。
病院に入院していることの、自覚もある。 
 
転落時のことは覚えていないが、
その前後、昔のことは、はっきり覚えている。 
 
 
 
5月17日

意識は、入院前とほとんど同じように快復する。
 
頭に強い衝撃を受けたので、
認知症の症状は出ている。
年相応の状態だろう。 
 
歩行は、しっかりしだした。
トイレの失敗はまだある。
トイレに行く途中、間に合わないことがある。
看護師さんに内緒で、自分で始末している。
 (看護師さんは、すべて分かっているが)
トイレに行こうとしたり、
自分で歩いて、水を飲む努力をしている。
 
驚くほど快復してきた。 
 
 
 
なぜだろう?

一番考えられるのは、環境変化だ。
ICU、救急病棟の6人部屋から、
個室に移り、ゆっくり出来たのだろう。
 
自宅は、
親父の寝ている部屋は、
障子で仕切られ、
隣にパソコンがある。
 
パソコンからは、米粒程度の、
小さな光が出ているが、
障子越しの、それが気になり、
ダンボールで光を、ふさいでいる。
 
シーツと毛布は、きちんと引っ張り、
シワ一つない。
 
ちょっとの物音でも、怒り出す。
 
こんなに、神経質な人なんで、
怪我をしているとはいえ、
明るく、騒がしい部屋で
寝られなかったのかもしれない。
 
 
あとは、
なんと言っても、生命力が強い。
 
大正6年生まれなので、戦争を体験している。
 
徴用されて、硫黄島に行き、船の下敷きになって、
死ぬところだったらしい。
そこから生還。
 
次に徴収されて、満州。
500人の部隊で、わずかの生き残り。
 
終戦間際に、ソ連軍が入ってきて、
シベリアに抑留され、
3年半の強制労働。
 
ここでの苦しさを思うと、
何でも大丈夫。
ホームから落ちた程度で、死ぬわけない。
 
らしい。
 
この話を、何回も聞かされた。
Dr.、看護士、リハビリ患者も、皆聞かされて、
有名人になっていた。
 
 
親父の回復にあわせ、
僕も元気をもらえ、辛さが軽減されてきた。 

 
 

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5月13日

うちの親父は92歳だが、
とても、その年には見えない。
 
声の大きさ、体力、頭の回転の良さから、
70歳後半から、80歳前半に見える。
 
昨日、Dr.に面会した。
 
今日から、リハビリが始まりました。
歩行訓練を、しています。
足がふらついて、転倒の恐れがあります。
ふらつきがなくなるように、
これからも、リハビリをしていきましょう。
  
これまでは、年の割りには元気でしたが、
怪我をして、入院をしたことによって、
急激に、年相応の、92歳の老人になります。
 
一気に、老衰をしていくこともあります。
今は、超高齢なので、今後の生活に、
注意をしないといけないです。
 
まだ意識が混乱していて、
病院に入院している感覚がない。
ホテルに泊まっていると思っている。
脳への障害が、強く出ている感じがする。
 
両目がふさがり、視点が合わない。
幻視も出てきて、空中を指差し、
話しかける。
 

 
5月13日
 
事故から、5日目。
朝、Dr.から電話が入った。
 
今、CTを撮りましたが、頭の骨折は問題がなくなってきました。
ただ、不穏な状態になっています。
 
昨夜は、病棟で大きな声を出していました。
せん妄(意識障害です。 不安が強まったり、錯覚、幻覚、
       異常行動、興奮などが現れる状態)
が出てきています。
抑制をはずすよう暴れたため、他の患者の迷惑になるので、
個室に移しました。
  
今日退院して、家に帰ったほうが良いと思います。
環境変化で、気持ちが動転しているので、
慣れている家に戻したほうが良いです。
   
現在の、家の状況を説明した。
  
怪我が治っていない今、
家に帰ってきても、介護を、し切れません。
 
母が要支援2で、足腰が悪くて、歩くのも不自由です。
手に力を入れられないので、
トイレ、布団からの寝起き等の介護ができません。
 
私の妻も、若年性認知症で
要介護4の認定を、受けています。
私が、3人の介護をすることになります。
  
傷が治って、自分でトイレに行けるようになるまで、
入院できませんか。
  
こちらの病院は、緊急病院で、
経過観察の方が、いつまでも入院できないのです。
 
救急病棟ですので、本人も落ち着くことができず
症状が悪くなっています。
家に戻った方が、落ち着いてきます。
 
このまま病院にいると、どうなるかわかりません。
進行して、家に戻れなくなる 恐れがあります。
 
環境を戻してあげることが、大事です。
 
わかりました・・・
 

暗たんとした思い。
これからどうなっていくのか
不安が増す。
 
 
昼頃、再度Dr.から電話が入った。
 
午前中リハビリを見てきましたが、
まだ歩くことが、出来ていないです。
 
こちらの病院では、退院になるので、
他の病院に、転院できないか調べてみます。
今日の退院は、もう少し待ってください。

 
是非、よろしくお願いします。
 
 
午後3時、再び電話が入る。
 
3箇所の病院に確認したら、
2箇所は、夜騒ぐ人は受け入れられないと
断られました。
 
1箇所だけ、T病院で受け入れしてもらえるそうです。
但し、条件があります。
 
夜騒いだり、大声を出す人は、家族が付き添いになります。
付き添えない場合は、ヘルパーを雇って、
面倒を見たり、なだめたりしてもらう必要があります。
今はせん妄状態なので、
完全看護をしてくれる病院はありません。
 
ヘルパーさんをお願いした場合、
費用はどの位になるのですか。

 
ヘルパーは、1日15,000円くらいになります。
また、個室になるので、
1日につき5,200円かかります。

 
お袋と相談をして、T病院への転院を頼んだ。
 
5月14日の1時半に、転院が決定した。
  
 

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