まとめて書いたので、
  長くなってしまいました。

 

 
22日に、警察に保護されてから、
ますます、徘徊が多くなった。
 
 
 
翌日、23日は、大雨。
 
いつもは、僕の横から離れないのに
玄関に座ったままで、後をついてこない。 
 
ちょっと、目を離すと
外に出てしまう。
 
大雨の中、何度引き戻したことか。
 
一度は、取り引き先と電話をしている間に、
いなくなった。
あわてて、車で探す。
頭から、服にかけて、
びしょ濡れになって、歩いているところを、
捕まえた。
  
家の前で降ろしたら、 
そのまま、坂道を駆け上がり逃亡。
 
花子さんを、呼び止める。
 
いくら言っても、戻ろうとしないので
腕を捕まえて、強引に連れ戻す。
 
大きな声をはり上げ、
道路に横たわる。
 
ズボンは、びしょ濡れになる。
 
いくら言っても、聞かない。
 
なんとしても、家に戻さないと
また、前日の繰り返しだ。 
 
雨に濡れるから、かえろう。
 
いやだ!
いく!

 
行くところなんてないだろう。
 
たくさんある!
いえにいく。

 
ここが花子の家だぞ。
茨城には帰れないぞ。
 
いやだ。

 
ほら帰ろう。
あまり困らせるなよ。

 
いいでしょ!!
 
帰るぞ。
 
引っ張って、家に戻した。
 
急激な変化に、疲れ果てる。
 
 
  
でも、僕のやってることは、
認知症の人、そして、
徘徊をしている人に対して
行なったり、言ってはいけないことだ。
 
今までないことへの対応は、
全くの介護初心者で、
あわてるばかり。
 
逆なでさせるだけで、
落ち着かせることはできない。
 
対応を、間違えている。
 
 
 

 
できるだけ、一緒にいる。
 
でも、25日、また事件が。 
 
2階に一緒にいる時は、
玄関に、鍵とチェーンをかけているので、
一人で、チェーンを外すことはできない。
 
でも、僕が1階で仕事をしている時は、
鍵を2個かけても、何度か繰り返して、
開けてしまう。
 
隣の椅子に、座らせようとしても
部屋に入って来なくなってしまった。
 ( これには、考えられる理由がある。
   このことは、また今度 )

 

 
11時頃、また、いなくなる。
  
前に、高速道路の方向へ、歩いていたので
同じ道を、追いかけた。
 
発見。 
車を、横に着ける。
 
どうした?
 
なんで、わかったの。
 
花子の考えてることぐらい、
何でもわかるよ。
さあ、車に乗りな。

 
家まで戻る。
手をつなぎ、2階に上がった。
 
昼は、焼きそば作るから、
ちょっと、待ってな。

 
出来上がり、呼んだが、来ない。
探したら、玄関が開いていた。 
 
大失敗。
チェーンを、掛け忘れた。
 
すぐに、探しに出かける。
どこにも、見当たらない。
 
時間が経つ。
  
12時半に家を出て
2時間。
昼ごはんも食べずに、
歩き回っている。
 
 
 
何度も、何度も、警察に電話をしようとしたが、
躊躇していた。
 
だが、2時間たっても見つからないと
もう、見覚えのないところを歩いているだろう。
帰ってくることは、無理だ。
 
110番に、電話をした。
 
名前、特徴を伝える。
 
いつ頃から、いなくなりましたか。 
 
12時半です。
 
2時間以上、経ってますね。
いなくなったと分かった場合、
すぐに、電話をほしいんです。
捜索範囲が、狭まりますから。
 

はい。
 
 

 
次に、地域ケアプラザへ行く。
僕の住んでいる地域では、
「徘徊SOS」というシステムがある。
 
これは、「徘徊等による行方不明者が発生した際、
行政と地域の商店、福祉施設などが連携して、
いち早く見つけ出そう。」 というものだ。
 
申請をしてきた。
 
落ち着くことができず、
僕も車を走らす。
 
 
 
5時半に電話が鳴った。
 
こちら、A駅前の交番です。
今、スリブリさんのお隣のBさんが、
歩いている花子さんを見つけて
交番へ連れてきました。
 
Bさんは、他の人とお通夜に向かっている途中ということで
こちらで、お預かりしています。
すぐに来れますか。
 
はい、伺います。
 
交番に着く。
花子さん、体を傾けて、
ぐったりした表情で、座っている。
 
Bさん達が、偶然車の前を横切った花子さんに気がつき、
こちらに、連れてきてくれました。
 
Bさんから、親の方の電話番号を聞いて、
そちらに掛けて、
スリブリさんの携帯電話の番号を
教えてもらい、 連絡しました。
 
では、連れて帰って、いいですよ。
 
捜索願いを出して
私の携帯電話の方へ、連絡をもらうよう
お願いしておいたんですが。

 
捜索願を出していたんですか。
ちょっと待ってください。

 
警察署に電話をして、確かめていた。
  
出ていました。
では、こちらの書類に名前と印鑑をお願いします。

 

 
なんと、交番の警察官は、
全員、捜索願が出ていたのを知らなかった。
この交番は、隣駅前。
同じ、警察署の管内。
しかも、管内で中心となる交番で、
警察官も多くいる。
 
警察官に、お手数をお掛けしたお礼と
苦情を言う。
  ( この話は、ここまで。
    話の内容が、どんどん変わりそうなんで )

 
 
 
交番を出た。
花子さん、片足を引きずり、
体が傾いている。
 
どうした。
大丈夫か。

 
こしが、いたい。
 
長時間歩いて、腰痛が出てしまったのだろう。
唇が白く乾いている。
水分を、何も取っていない。
  ( 交番では、長時間歩いていてのを知らないので、
    水も出さなかったのか  )
 
スポーツドリンクを買って飲ませたら、
美味しそうに、飲み干した。
 
 

 
本当に、無事発見されて、良かった。
 
夜、交番へ連れて行ってくれた、
Bさんが電話をくれた。
 
すごく、心配してくれていた。
すぐに引き取りに行ったことを話すと、
泣きながら、安心してくれた。
 
その後、一緒に車に乗っていた
Cさんが、訪ねてくれた。
民生委員をしていたCさんは、
状況をすぐにつかめ、
今後の相談に乗ってくれた。
 
 
皆さんに、感謝、感謝です。
 
 
 
Bさん達は、近所の親密にしている方が亡くなり、
5人で車に乗って、2駅隣の葬儀場に、
向かっていたらしい。
 
A駅の前の渋滞で、車を止まらせていたら、
目の前を、花子さんがふらふらして、横断してきた。
 
横断歩道ではない。
車の間を、横切っていた。
 
運転をしているDさんが、
 
あれ?
今の、花子さんじゃない。

 
Cさんが、見る。
 
違うんじゃない。
でも、見てみようか。

 
と言って、Bさんと、車を降りた。
雰囲気が、まったく違うので
そっと、うかがったら、
花子さんだった。
 
すぐに、腕に手を回して、起こす。
偶然、自転車の駐車違反を見ていた警察官が
そばにいたので、
Bさんが、花子さんのことを、説明。
病気のことも話す。
 ( 当然、この警察官も捜索願いを知らない。
   町を回っている警察官だと言うのに )
 
Cさんが、交番へ連れて行き、座らせた。
 
交番の警察官によく頼み、
皆で、お通夜に向かった。
 
 
 
偶然の、重なり合いで、
花子さんを、見つけてもらうことができた。  
乗っていた5人が、町内会の人で
我が家のことを、よく知っている方達で
助かった。
 
 
 
発見されるまで、5時間。
遠くへ行かず、近くをぐるぐる回っていたようだ。
  
 
 
昨日、26日
不本意だが、
錠前を交換した。
 
今、錠は2個付いている。
いずれも、中からはレバーを回して開け、
外からは、鍵で開ける。
 
一つの錠を交換し、
中からも、外からも、
鍵を使わないと開かないようにした。
 
僕が外に出るときは、
花子さんを、閉じ込めてしまうことになる。
かわいそうで、辛い。
 
でも、安全を考えると、仕方がない。
 
 
 
家の中には、セラピー犬の、ランがいる。
ランに頑張ってもらおう。 
 
 


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