花子さんの激しい「喜怒哀楽」はまだ続いている。

笑っているとき、いかりいっぱいで怒っているとき、
声だし、泣いているときも、
いつも感情を、おもていっぱいに出し、
声を張り上げている。

再度、薬の調整が行われている。
一時やめていた「ワイパックス」(抗不安薬(緩和精神安定薬))が
朝一錠、また始まった。
 

先週は、毎日夕食介助に病院へ行った。
17時50分から始まる夕食が、
終わるのは、いつも18時50分だ。
 
丸々、一時間かかる。
 
 
 
最近肩こりがひどい。
肩というより、脊椎。
脊椎から肩にかけての筋肉の
根元。

張りすぎて痛みがある。
指で押すと、痺れるような気持ちよさ。
ハンドマッサージがあるので、
それをあてているときは、楽だ。

寝るときは、脊椎、肩、腕の間接にかけて
湿布を貼らないと、寝つけない。

疲れからきていると思ったが、
一つ、原因を見つけた。


花子さんの食事介助だ。
 

三日続いて、機嫌が良いときがあった。
ずっと、笑っている。

でも、笑いが出ていると、口を開けない。
笑っている方に集中してしまって、
食べようとしない。

食べるのには、口を開ける。

というのを、忘れてしまっているようにさえ見える。

花子ちゃん、ご飯だよ。
さあ、食べよう。

あ~~んとしてみな。

はい、大きく口を開けて。

はい、どうぞ。


言葉で誘い、唇にスプーンをつけても
開けてくれない。

絶えず口元にスプーンを近づけ、
大きな笑い声を出した時に、
狙い澄まして、口の中に入れる。

口に入れば、ちゃんと噛んで飲み込む。
声を出しているときに食べ物を入れるのは
気管に入ってしまいそうで心配だが、
すぐに噛み始めるので、
嚥下(えんげ)には問題ない。

食事が終わるまで、僕は手をあげっぱなし。


肩こりの原因は、これだ!


怒って怒鳴っているときは、
いつも口を開けているので、
食べさせやすい。

それでも、スプーンが口に入る大きさには、
なかなか開いてくれない。

5~60分は、腕をあげっぱなし。


僕が行ったときは、残さずに完食させたい。
お茶も、コップ2杯飲ませたい。

口に入りさえすれば、
美味しそうに、食べてくれる。

スタッフの人では、完食させるのは、
難しい時もある。

間に時間を置いたり、工夫はしてくれている。
でも、三食毎回は大変だ。



嚥下に問題はないので、口を開けないことで、
食事形態を変えたくない。

ゼリー、ミキサー食だと、少しの隙間でも
口に入れられる。

でも、食べる喜びはない。
噛んで、味わって、飲み込む。

これは維持したい。



思い返すと、肩こりの原因は、
まだあるな~


さて、晩御飯
花子さんは、タラの甘酢あん定食

タラの甘酢安定食

僕は、激辛マーボ豆腐野菜入り。
お酒は石川県白山市の天狗舞

激辛マーボ豆腐 


ブログランキングに参加しています。
応援クリック、お願いします。
   ↓       ↓
にほんブログ村 介護ブログ 認知症へ


花子さんの症状がどうも安定しない。



一昨日、いつものように5時半に病院へ行った。
看護師さんから、

今、お部屋で横になっています。
3時のおやつの時、大きな声が出ていて、
表情も、今までにない、険しい顔になっていました。

ベッドに入っていますが、
寝ないで、ずっと声を出しています。



病棟に入る前、
ドアのところで、すでに花子さんの声は聞こえていた。


部屋に入ると、きつい表情で、
声を張り上げている。

大きく叫んでいるので、
声もかすれてしまっている。

花子ちゃん、お父さんだよ。
今来たよ。
もう大丈夫だよ。
安心しな。

目は宙を見上げ、
僕の方を向くことはない。

視線の先に顔をもって行くが、
焦点が合わない。



苦しそうだ。
辛いだろう。


いくら声を出して訴えても、
誰も助けてはくれない。

悲しさで、
必死に、声を張り上げる。


花子さんの中では、
今、
真っ暗闇に放り出され、
悪魔の声が響き、
目の前には、地獄絵が見えている・・・
と思う。


必死な形相から想像する。



僕たちだって、
そんな状況の中に置かれたら、
泣き叫ぶに違いない。

でも、花子さんの頭の中では、
現実に起こっている。



一番辛いのは本人だ。
大声を出して訴えているのを
受け止めてあげないと。

大丈夫だよ。
安心しな。

もう、怖いことは何もないよ。

お父さんだよ。



なかなか今の世界に戻ってこない。


食事介助をしながら、
手をさすり、
話しかける。


口を開けるタイミングでスプーンを運ぶと、
食べることはできる。



昔話をしてみた。


とよさん、
武雄さん覚えてる?

花子さんの両親だ。

かずさん、ひろさん、まささんは?


3人のお兄さん。

花子さんは4人兄弟の、
末っ子一人娘。

みんなに、かわいがられた。



花子ちゃんは、かわいかったな~
美人だったよな~


少し反応がある。

お母さんや、お父さんどうしてるかな~
会いに行こうか。


だんだん、怒りの顔が薄れ、
穏やかな顔になった。

話を続けるうちに、
笑顔も出てきた。


良かった。


夕食も完食できて、
お茶も400cc飲ますことが出来た。

部屋に連れて行ったら、
落ち着いて座っていられた。



昨日は、友人と会ったので、
病院へ行けなかった。


20時に、同じ病棟に入院している戦友から
メールが入った。


ご報告。
花子さんは声も出ずに穏やかでした。



ありがたいことです。
皆さん、気にかけてくれている。
支えられている。



明日は東京で「彩星の会」(若年認知症家族会)が
あるので、また病院へ行けない。

今日、お袋のデイサービスの迎えがすんだら、
病院へ行ってみる。




様子はいかがでしょうか?



では、晩御飯。
花子さんは、タラのムニエル定食

タラのムニエル定食 

僕は、鶏の水炊き
お酒は高知のしらぎく

鶏の水炊き 


ブログランキングに参加しています。
応援クリック、お願いします。
   ↓       ↓
にほんブログ村 介護ブログ 認知症へ

何か月も続いていた、メチャクチャな忙しさが、
ようやく落ち着いてきた。

昨年の秋頃から、手帳には隙間がなく、
二重、三重に予定が入っていた。

特に、2月から今月上旬にかけては
ひどかったな~

あまりの多忙さに、
このブログにも、「忙しさ自慢」を書けず。

書けば、おそらく、あきれさせてしまうだけ。

自分のまいた種+家族会+突然起こる介護+仕事。
他にも、慶弔、接待交際、会計事務等々

お前が悪いと、見放されてしまう。



13日(金)に忙しさが一区切り付き、
14日、15日の土日は、
それぞれ家族会のつどいがあったけど、
休ませてもらった。

頼まれればすべて受けているのに、
僕にしては珍しいこと。

やりがいがあり、楽しさ・満足感もあった。
好きなんだな~~
充実感もあったけど、
体が悲鳴を上げる直前だった。



花子さんの病院以外は外に出ず、
ゆっくりと休息。

おかげさまで、緊張感からも解き放され、
精神、身体ともに、リラックス。



家と病院の往復だけだが、
事件はたくさん襲ってくる。

お袋の介護、花子さんの状態。

途中まで書いたけど、
かなりプライバシーに突っ込んだ
話になってしまうので、
アップを保留(笑)



在宅介護、入院の見守り。
それぞれ、大変だ。


では、晩御飯。
花子さんは、鯖の野菜あんかけ定食。
アンパンマンふりかけ付き

サバのあんかけ定食

僕は、豚のにんにく焼定食。
お酒は福島の大七 生もと

豚のにんにく焼 


ブログランキングに参加しています。
応援クリック、お願いします。
   ↓       ↓
にほんブログ村 介護ブログ 認知症へ

久しぶりの、続けて更新なのに
厳しい状況ばかりで、申し訳ない。


お袋の進行が、急激だ。
まあ、88歳の高齢なので、仕方ない。

排せつ、記憶障害、疑惑、不審、
過剰な食欲、反面拒食
自己嫌悪、嘆き、自殺願望・・・

いろんなことが頭の中で泳いで、
お袋自身、自分が振り回されている。



でも、つくづく思う。
花子さんの認知症対応で、
経験を積んでて、よかった。

これが、急に親の認知症と向き合うと、
混乱、拒絶、怒り、拒否・・・・

いろんなことがあったと思う。



排せつの失敗で、
いかに、本人の負担なく、
平然と、普通のように処理するかなんて、
平気に、行える。

たくさんの、認知症周辺症状のトラブルがある。
でも、理由がわかっているから、
大げさにせずに対応できる。


認知症介護で大事な、
その時、その場をやり過ごす
役者になる。

その中で、愛情だけは、降り注ぐ。


経験が、ありがたいというか、
そんな経験は、いらないよ、
と思うか。



複雑なところ、


でも、認知症の介護は、
本人に合わせるのが必要。

そこいらへんを学んでて、よかった。




なんたって、親思いの、
いい人ぶっているから。



では、晩御飯。

たまにはお袋の食事もいれたいが、
写真を撮る余裕がない。

で、
花子さん。
友禅豆腐定食。
よくわからないが、豆腐をの中に色々入っていて、
蒸している。
つまみ食いすると、美味い。

友禅豆腐定食 

僕は、秋刀魚が安かったんで、買ってみた。
今は、冷凍なので、煮たら、めちゃ旨かった。
あと、湯豆腐に、野菜入り。
お酒は福島の大七、生酛

秋刀魚の煮魚





ブログランキングに参加しています。
応援クリック、お願いします。
   ↓       ↓
にほんブログ村 介護ブログ 認知症へ

花子さんは、
減薬が始まった。


これまで、

メマリー錠 20mg  1錠
クエチアピン錠(セロクエル) 25mg  2錠
ワイパックス錠0.5  1錠
他に、
血圧、尿路結石、胃腸薬、眠剤が出ている。

1年前はクエチアピンは3錠、ワイパックスは3錠だったが
8月に増減を微調整して、様子を見ながら
上記の量になった。


昨年8月以降は、ここに何度も書いたが、
笑顔が出て、すごく状態は良かった。
僕が行くと、いつも笑顔で迎えてくれた。

だが、12月ごろから体の傾斜がひどくなり、
前傾で顔が下を向いているため、
スプーンを口に入れるのも大変な状態が続いた。

また、横の傾斜もあり、歩くのに支える必要があった。


Dr.は、もう認知症の進行は重度の段階になっているので、
減薬を始めるという判断だ。

減薬には僕も賛成だ。
向精神薬は、副作用の心配があるので、
できるだけ少なくしたい。


2月から薬の調整が始まった。
メマリー錠はそのまま。
ワイパックスは中止。
クエチアピン錠は、2錠から1錠、そして、中止。


4週間様子を診たが、
花子さん、急に症状が変わってきた。

体の傾斜はなくなった。
食事は口の開きがよくなり、
今まで20分かかっていたのが、
15分で済むようになった。



これは良い点
だが・・・

笑顔が消えた。
大きな声出しと、怒りが出てきた。

体が電気ショックのように、ピクッと動く。
時には、ひじ掛けから手が外れるぐらい。

歩く足元が悪くなる。
膝から、ガクッとおれて尻もちをつくことがある。
今までは手をつないで散歩をしていたが、
危ないので腕を巻くようにしている。



あの、優しい笑顔が消えた。



先生に面談を申し込んだ。
今心配なことをお話しする。

花子さんは、薬に敏感で、
重度になった今も、まだ薬の効果があったようだ。

クエチアピンを1錠戻すことを考えていたようで、
すでに、看護師さんには指示を出してくれていたらしい。

全量戻すのではなく、少し増やして、
様子を診ることになった。



Dr.からさらに話があった。

まだ先のことかもしれませんが、
考えを確認しておきたいと思います。

この先食事が難しくなった場合、
胃ろうは考えていますか。

以前から、もし食事がとれなくなった場合は、
自然な状態に置いておきたいと思っています。

本人は、今まで辛い症状の中で頑張ってきました。
もう、これ以上のことはしないように考えています。

そうですか。私も賛成です。
胃ろうも医療措置なので、
回復の見込みがあれば行うことも必要ですが、
認知症は難しいです。

胃ろうをしないということは、
経鼻経管(鼻から管で栄養を入れる)も
しないということになりますか。

同じです。それも行いません。

わかりました。
それで結構です。



まだ口から食べられて元気な今、
胃ろうの話が出たのには、
一瞬、驚いた。
まだまだ先の判断だと思っていた。

家族会の人に聞いたら、

食べられなくなるというのは、
急に来ますよ。
あらかじめ考えておくのはいいことです。

今は冷静に考えられるから
確認したのではないですか。
混乱しているときは、
なかなか考えがまとまりません。


僕が冷静に受け止めて判断できるように、
今から考えておくことも必要。

ただ、
たくさんの思いが、頭の中を駆け巡っている。


では、晩御飯。

花子さんは、北海鍋風定食。

北海鍋定食 

僕は、生姜焼きと湯豆腐。
お酒は三重の、宮の雪



豚の生姜焼き 


ブログランキングに参加しています。
応援クリック、お願いします。
   ↓       ↓
にほんブログ村 介護ブログ 認知症へ