花子さんが申し込みをしている
特別養護老人ホームへ伺い、
相談員の方と面談をしてきた。

3月に待機の順番が一桁になり、
近づいてきたので、
病院に症状の確認電話があった。

だが、ちょうど下痢が止まらず
治療の最中だったので
治まってから相談をすることにしていた。
 
 
その後、治療のために転院。
快方に向かい、また元の認知症専門病院へ再入院した。

再入院だが、扱いは新規入院と同じになり
新制度の医療保護入院となった。

新制度の入院は、3か月後(人によって違います)に
退院 促進 支援委員会にかけられ
継続入院か、退院して地域に戻り、
地域援助事業者につなげる(厚労省通達)
ことになる。
 
( これらのことはブログに詳しく書きました
  ただし、「地域援助事業者」という言葉は
  初めて使います  )

 
3月にDr.から特養の順番が回ってきたら、
施設入所になるといわれた。

でも、その時は、
花子さんは医療措置が必要な段階で
特養への入所は命を縮めることになると、
僕の考えを伝えた。

その頃はまだ旧制度の入院。
入院期間は定められていない。

でも、再入院で新制度の扱いになり、
3か月後に病院から 
出されて 退院促進をされてしまう可能性がある。



僕は、今の病院に引き続き入院をして
治療をしてもらうことを望んでいる。

ただ、退院支援委員会で
国の方針として、
精神科の治療は行わないので退院が必要と
強引に 決められた場合のことを考えて
特養に相談に行った。


また、僕自身も、もし特養が受け入れてくれるなら、
そこで生活するのも、ありかなと思うようになった。



相談員に現在の状況を説明する。
 
食事の前、夜間に痰の吸引が必要なこと。

今は呑み込みの心配から、ゼリー食になり、
全介助が必要なこと。

座った状態だと食べ物が口からこぼれ、
喉まで届かないので、ベッドに寝たままで、
頭に角度をつけ食べさせている。


声かけをすると笑顔が出て、
時々、反応をする。
表情豊かに応える。

 
 
等々、隠さず、現状をそのまま伝えた。
 
 
特養の相談員の方は、
僕の話をうなずきながらじっくり聞き、
答えが返ってきた。
 
食事の前に毎回痰の吸引ですと、
できる職員がいません。
 
また、看護師は昼間はいますが、
19時になると帰るので、
夜間の対応が難しいです。
 
今の状態だと誤嚥性肺炎を繰り返す
恐れがあります。
 
病院への入院と退院が繰り返されます。

病院へ3か月以上の入院になると、
退所扱いになり、
治っても戻ることができません。
 
もし食事ができない場合でも、
特養では点滴はできません。
 
点滴液をストックしていませんので、
週に1度来る訪問医に処方して頂かないと
いけませんので、処置ができません。
 
食べれなくなった時、
特養では、自然に亡くなっていくようになります。
 
スリブリさんのご要望にはお応えすることができません。

大変申し訳ないのですが、
空きが出ても声掛けするのは難しいです。

 
 
断られてしまった。
 


在宅に戻り、介護保険を使った事業所の利用???
  非常に厳しい。

療養型病院への転院????
  看取りを考えながら?

有料老人ホーム??
  そんなに金がない。

受け入れてくれる特養、老健を探す?

今の病院へ継続入院をお願いする?


どうしたもんじゃろうのう~
 (とと姉ちゃん風に)

 
気を取り直して、晩御飯。

カジキマグロのバター焼き
大根と豚肉の煮物(前日作った残り)
お酒はニッカウイスキーの竹鶴

カジキマグロ 

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花子さんの食事は、
相変わらず、ゼリー食。

ご飯、おかずをミキサーにかけ、
ゼリーで固めている。

2016.5.10


ベッドの上には、
食事の姿勢の指示書が貼ってある。

どのヘルパーさんでも同じように
食べさせることが出来るよう、
写真付きで表示している。

表示 

頭の角度を65~70度に上げる。
「65~70 ギャッジアップ」
直角や、車椅子だと、
食べ物が喉に届かず、口からこぼれる。

「頭に枕」を入れて、角度をつける。

体が斜めにずれるので、
「右上肢下にクッション」を入れて、
体幹の保持。

また、大きく長い枕を、
肩から足の下を通し、
反対側の肩まで入れて、
体が落ちないようにする。
「体交枕」の指示 

 ( 昨年、「介護職員初任者研修」を受けて、資格を取った。
  授業で習った通りだ )

姿勢を保ち、スプーンに食べ物を乗せて、
口に運ぶ。

一度のスプーンで、呑み込みが2回必要。

「ゴクン」を確認して、次の一口。


僕は、花子さんの食事介助は慣れたもので、
むせることも、口からこぼすこともなく、
完食させることが出来る。

でも、病院スタッフだと、
どうしても、2~3人を同時に食べさせるので、
こぼしたり、食べ残しが出てしまう。

僕はマンツーマンだ。
口にスプーンを運び、
口元には、受け皿を添える。
こぼれそうになると、すぐに受け止める。

ずっと口元と喉を見ながら、
分量を加減して食べさせる。

絶えず声掛けと、
耳元には、スマホからユーチューブを出し、
音楽を聞かせる。

口の中にたまって、上手に飲めない時は、
頬に手を当てて、あごの関節を軽くマッサージをすると、
唾液も出て、口を動かす。

喉の動きからは、目を離さない。
「ゴクン」が出来ると、
笑って褒める。

そうすると、花子さんも一緒に笑う。



先日、花子さんにコンビニで買った
バームクーヘンを食べさせた。

病院では、3月までは
ノロウイルス、インフルエンザ防止のため、
食べ物の持ち込みは、一切禁止だった。

4月から解禁になった。

いつもゼリー食。
たまには、多少歯ごたえがあり、
美味しいものでも食べさせたいと思い、持ち込んだ。

食事のときは、とろみの付いたお茶が出る。
お茶に浸し、水分を加えて、少量づつ食べさせた。

ちゃんと噛んで、ゴクンと飲み込んだ。
半分食べれた。

咀嚼、嚥下、全く問題ない。


翌日も食べさせる。

ちょうどその時看護師さんが入ってきた。

大丈夫ですか?
無理させないでくださいね。


慎重に食べさせます。
 
翌日、看護科長が部屋にやってきた。
 
先生より花子さんは、
おやつの持ち込みの禁止が出ました。
病院の食事以外は控えてください。


わかりました。

ばれてしまった。
素直に従う。

家族は、本人が好きなものを食べさせたい。
美味しそうに食べる顔を見たい。

そう思う。

でも、今回は、早とちりだったな。

反省。

口から食べれるのを維持するためには、
あせらず、慣れてからゆっくりと。
慎重にすべきだった。

今日も出されたご飯を完食できたので良しとしよう。


今日の花子さん。

2016.5.6 

話しかけたら、

うん・・

と、返事をしてくれた。

初めは焦点が定まらず、
口を開けて、ボーーーっとしている。

でも、何度も声掛けをすると、ここまで覚醒してくれる。

いつもは、壁に貼ってある上の写真の表情なんです。


さて、僕の晩御飯。
鰤の照り焼きと、里芋を煮てみた。
お酒は、千葉県佐原の、東薫大吟醸

20160515    


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お袋が他界して35日たつ。
4月29日に五七法要が行われた。
この日は「閻魔大王」の審判を
受ける日になるらしい。

お寺の御住職が家まで来て、
お経をあげて頂いた。
 
在宅している家族だけで
供養すればよいのだが、
僕の親友家族にも、出席してもらった。
 
 
 
何度も書いているが、
僕には高校時代からの親友が5人いる。

毎年1月1日には、順番で自宅に集まり
新年会を行う。

初めは男だけだったが、
彼女を連れてきて、嫁も来て、子供も参加。
最近は、孫も同席。
 
22歳のときから、一度も欠かしたことがない。
40年続いている。
 
花子さんも毎回参加しているので、
家族ぐるみの親友たちだ。
 
子供の結婚式には、いつも全員参加だし、
身内で不幸があると、
受付は我々が行う。
 
親父の葬儀にも受付・会計をしてもらった。

今回お袋は、家族葬なので、
受付は立てず、親族で見送った。
 
友人たちから、
家にお線香をあげに行きたいとの話があったので、
せっかくだから、
この五七法要の日にしてもらった。

急な話で、ゴールデンウイークの初日。
3組、6人の夫婦が来てくれた。

息子夫婦も含め、9名で法要を行う。
 
ご住職も大勢参加で、驚かれていた。
でも、こういう時に集まって頂いて、
ありがたいと、おっしゃってくれた。
 
 
 
法要後、せっかくみんなが来てくれたので、
花子さんの病院へ、
お見舞いに行くことを計画。

前もって、病院と打ち合わせ。
9名が行くので、病棟に入るにはうるさすぎる。
 
車椅子に乗せて、ロビーまで出たいとお願いする。
 
下痢が治まって再入院してからは、
ベッドに寝たきりだ。

その前からなので、2か月以上、
車椅子に乗っていない。
 
試しに何度か乗せてもらう。
前傾をするので、安全ベルトをつければ
OKとの許可が出る。



みんなが花子さんと会ったのは、
2013年7月以来。
その時のことも、ここに書いている
3年ぶりだ。

法要の後はみんなで酒を飲もうと思い、
中華料理屋さんを予約している。
電車で来てもらった。

病院へ、僕が車で2往復して、
見舞いをしてもらう。

まず、女性陣を先に連れて行く。
病棟に入ってもらい、ベッドに寝ているところを
会ってもらった。

みんな、
 
花子ちゃ~ん
 
と、声掛け。

機嫌悪そうに声出しをしていたが、
だんだんと表情が変わり、
笑顔が出た。

車椅子に移し、
天気が良かったので外へ。
日光浴も、2か月ぶり。

男性陣を迎えに行き、
全員そろう。

時々表情が変わったが、
口を開けたままで、
いつもの、豊かな感情が出てこない。

男性陣は、3年前からの変化に
驚いていたかな。

下痢から、転院、再入院。
かなり進行している。

みんなで記念写真。

2016.4.29


会ってもらえて良かった。
進行による変化はしょうがない。

でも、いつも心配して、
気にかけてくれている親友たちに、
今の花子さんと会い、
まだまだ大丈夫と言うのを
わかってもらえた。

こんな人生、夫婦関係もある。



戻って中華料理屋さんへ。

酒を飲み、美味しい料理を食べ、
尽きない話。


楽しい法要だった。



後飾りの祭壇。
親友が送ってくれた、豪華な花。

2016.4.29後飾り


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