花子さんの食事は、
相変わらず、ゼリー食。

ご飯、おかずをミキサーにかけ、
ゼリーで固めている。

2016.5.10


ベッドの上には、
食事の姿勢の指示書が貼ってある。

どのヘルパーさんでも同じように
食べさせることが出来るよう、
写真付きで表示している。

表示 

頭の角度を65~70度に上げる。
「65~70 ギャッジアップ」
直角や、車椅子だと、
食べ物が喉に届かず、口からこぼれる。

「頭に枕」を入れて、角度をつける。

体が斜めにずれるので、
「右上肢下にクッション」を入れて、
体幹の保持。

また、大きく長い枕を、
肩から足の下を通し、
反対側の肩まで入れて、
体が落ちないようにする。
「体交枕」の指示 

 ( 昨年、「介護職員初任者研修」を受けて、資格を取った。
  授業で習った通りだ )

姿勢を保ち、スプーンに食べ物を乗せて、
口に運ぶ。

一度のスプーンで、呑み込みが2回必要。

「ゴクン」を確認して、次の一口。


僕は、花子さんの食事介助は慣れたもので、
むせることも、口からこぼすこともなく、
完食させることが出来る。

でも、病院スタッフだと、
どうしても、2~3人を同時に食べさせるので、
こぼしたり、食べ残しが出てしまう。

僕はマンツーマンだ。
口にスプーンを運び、
口元には、受け皿を添える。
こぼれそうになると、すぐに受け止める。

ずっと口元と喉を見ながら、
分量を加減して食べさせる。

絶えず声掛けと、
耳元には、スマホからユーチューブを出し、
音楽を聞かせる。

口の中にたまって、上手に飲めない時は、
頬に手を当てて、あごの関節を軽くマッサージをすると、
唾液も出て、口を動かす。

喉の動きからは、目を離さない。
「ゴクン」が出来ると、
笑って褒める。

そうすると、花子さんも一緒に笑う。



先日、花子さんにコンビニで買った
バームクーヘンを食べさせた。

病院では、3月までは
ノロウイルス、インフルエンザ防止のため、
食べ物の持ち込みは、一切禁止だった。

4月から解禁になった。

いつもゼリー食。
たまには、多少歯ごたえがあり、
美味しいものでも食べさせたいと思い、持ち込んだ。

食事のときは、とろみの付いたお茶が出る。
お茶に浸し、水分を加えて、少量づつ食べさせた。

ちゃんと噛んで、ゴクンと飲み込んだ。
半分食べれた。

咀嚼、嚥下、全く問題ない。


翌日も食べさせる。

ちょうどその時看護師さんが入ってきた。

大丈夫ですか?
無理させないでくださいね。


慎重に食べさせます。
 
翌日、看護科長が部屋にやってきた。
 
先生より花子さんは、
おやつの持ち込みの禁止が出ました。
病院の食事以外は控えてください。


わかりました。

ばれてしまった。
素直に従う。

家族は、本人が好きなものを食べさせたい。
美味しそうに食べる顔を見たい。

そう思う。

でも、今回は、早とちりだったな。

反省。

口から食べれるのを維持するためには、
あせらず、慣れてからゆっくりと。
慎重にすべきだった。

今日も出されたご飯を完食できたので良しとしよう。


今日の花子さん。

2016.5.6 

話しかけたら、

うん・・

と、返事をしてくれた。

初めは焦点が定まらず、
口を開けて、ボーーーっとしている。

でも、何度も声掛けをすると、ここまで覚醒してくれる。

いつもは、壁に貼ってある上の写真の表情なんです。


さて、僕の晩御飯。
鰤の照り焼きと、里芋を煮てみた。
お酒は、千葉県佐原の、東薫大吟醸

20160515    


ブログランキングに参加しています。
応援クリック、お願いします。

   ↓       ↓
にほんブログ村 介護ブログ 認知症へ