花子さんの食事が再開してから、
僕はできるだけ、
昼食時に行っている。


これまでは、5時半から病院へ行き、
晩御飯介助。

夕食は、
申し送りを受けた看護師さんと
ケアワーカーさん2人、
3人体制だ。

問題なく食べれたときは、
二人だけの個室で、
食事を楽しんだ。



でも、
今は、

状況が変わって来ている。



昼は、Dr.、看護師、病棟付のソーシャルワーカー
作業療法士、ケアワーカー、
たくさんの人がいる。

それぞれに担当があり、
診察、医療措置、バイタルチェック、
寝具・排泄・着替え等の生活環境、
口腔体操、
多くの人が動いている。

その中に、花子さんの
食事の観察も入っている。

今の症状をつかむのには、
昼時に病院へ行くのが適切だ。

仕事をやりくりしながら、時間を作り、
11時15分頃病院へ行く。



僕は、ベッドに横になっている花子さんの
ご機嫌お伺いながら、
まずは、口腔ケア。


  手元には、インターネットで検索した
  口腔ケア、嚥下訓練の資料。
 
  以前、若年性認知症「彩星の会」の
  定例会講演で、歯科衛生士の方から
  実技指導を受けた、訓練方法。
  
  何度も何度も見直している、
  5月に放送されたNHKドキュメンタリー
  「プロフェッショナル 仕事の流儀
   食べる喜びをあきらめない
   看護師・小山珠美」

  から学んだ方法と精神。


ほかの、たくさんの患者さんには
素人かもしれないが、

花子さんの食事の癖、
体の起こし方と姿勢、
話しかける言葉、
引き出す方法。

たった一人に関しては、
最高の

プロ。


病棟の多くのスタッフと
共有したいと思って、
昼時に行くようにした。



口腔体操が終わるころ、
食事が運ばれて来る。

 点滴は続いている。


高栄養ゼリー半パックと、
ゼリー茶

僕が一匙ずつ食べさせるが、
看護師さんも一緒に立ち会う。


看護師さんは、喉に聴診器を当てて、
呑み込みを確認。

僕は、必ず、
「ごっくん」
を確認して、毎回口に残りがないかを見る。

花子さんは、
一匙に、2回の「ごっくん」が必要。

呑んだと思っても、
喉の奥にゼリーが残ってる。

看護師さんは、僕の食べさせ方を見て、
安心してくれる。

今は、食事再開が大事。
無理をさせない。

半量のゼリーだが、
まだ、完食はさせていない。


疲れが出てくるのが見えたら
途中でやめる。



これだけ慎重にしても、
残念ながら、

誤嚥は起きている。


一匙で、一度はごっくんと飲み込んだが、
二回目のごっくんが出なくて、
口を閉じたときがあった。

そのすぐあとに、
咳込みが始まった。

器官に入ってしまった。


咳と一緒に、
ゼリー茶が出てきた。


すごい、ショック。

看護師さんから言われる前に、
僕から、食事をやめた。


厳しい状況は続いている。



でも、
花子さんは、食事の意欲がある。

唇にスプーンを当てると、
口をとがらせて、
すぐ反応する。

ゼリーを入れると、
何度も噛んで、
飲み込む。

食欲はある。

意欲はある。

食事の楽しみもある。

今日のゼリーは
ミルクコーヒーの味だった。


ほら花子ちゃんが好きな、コーヒー味だよ。
美味しい?


おーーしーー

と言った。

わかるんだ!!
良かったね。
うれしいね~

 
感激してしまった。

食べる喜びを維持したい。


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コメント
おーしー !

よかったですね!


食べる喜びをまだまだ 味わえますね!!

私も とっても嬉しいです。


口腔ケア 私も勉強します!

ありがとうございますm(__)m

2016/08/10(Wed) 21:16 | URL | らな | 【編集
おつかれさまです
スリブリ様
しっかり対応されているようで頭が下がります。お疲れ様です。
花子さんにしてみれば最高のプロ・・・
1つだけ・・・
咳き込んでお茶ゼリーが出てきても
気管に入ったからとも言い切れないので
決して無理はいけませんが、がっかりしないようにお願いします。
ただ無理は禁物、咳き込まないで誤嚥している事例もあるので・・・
全体の状況を観察しながら誤嚥は判断するほうが良いと思います。
咳があることは良いという考え方もあります。
2016/08/10(Wed) 21:58 | URL | ayamama | 【編集
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