今日も、花子さんと一緒に、
ランの散歩に出た。
 
 
充分歩いて、家に戻る。
ランは、先頭を切って、家の中に入っていった。
 
花子さん、門から入らず、
そのまま、坂を登っていく。
 
追いかけ、連れ戻そうとしたが、
帰ろうとしない。
 
仕事も終わったし、今回は、持久戦。
なだめすかしながら、後ろから少しずつ押し、
門から中へ。
 
今度は、階段に座り込む。
雑談タイムにしたが、
話に乗ってこない。
 
ビールで誘ったが、
これも無理。
 
ランを連れてこようと思ったが、
少しでも、側を離れると、
飛び出してしまうので、
お互いの膝を、つけたまま。
 
30分経ってしまった。
仕方なく、後ろから両腕の下に腕を通して、
抱えあげた。
 
抵抗があったけど、
花子さんも、多少飽きたか。
いつもの、爪立てがなかったし。
 
玄関に入り、
鍵を掛けて、座らせる。
 
水を取りに行った。
 
ようやく、あきらめる。
 
 
 
 
この、急に始まった問題行動には、
いくつかの原因が、考えれれる。
 
今月初め、
6月4日の診察で、症状がすぐれないので、
薬が変わった。
この影響が、あるかも。
  ( この話は、又今度書きます )
 
6月に入ってから、食事が取れなくなった。
ひと月で、体重が3kg減った。
食事拒否から、介護拒否が始まる。
  ( この話は、次に書く予定 )
 
 
 
そして、何よりも大きな原因は、
介護の見直しを、始めたこと。 

 
6月17日の日記の中に書いたが、
 
 5月24日
「 今回のことを機会に、
 僕の介護方針を、変える決意をする。 」
 

 
これまで、花子さんの世話は、
すべて僕が、やっている。
公的支援は、何も使っていない。
 
でも、家族の状況を考えると、
とても一人では出来ない。
 
両親を含め、3人を見てくれる
ケアマネージャーとの契約。
 
デイサービスの見学。
 
地域ケアプラザでの相談。
 
役所へ伺い、自立支援医療の更新、
そして、新たに申請した、
「特別障害者手当」の手続き。
  ( これも、又今度書きます。
    宿題が、多い  )

 

 
それぞれ、花子さんは、いつも僕と一緒だ。
家に、一人ではいられない。
又、車の中で待つことも出来ないんで、
行きたくないところにも、
付いて行かざるを得ない。
  

 
訪問客も、多くなった。
ケアマネージャー、保健師、看護師、介護福祉士、
親父、お袋への説明もあるんで、
1階で話を聞く。
 
でも、通す居間は、
襖1枚で、隣が仕事場の、事務所。
そこには、僕の横の椅子に、
いつも花子さんが、座っている。
 
来られた方は、花子さんへも、挨拶をしていく。
その度に、花子さんは表情が硬くなり、
そっぽを向く。
 
自分のところに来た人。
自分を連れて行く人と、思ってしまう。
 
朝、事務室に行くとき、
必ず、花子さんもついてきたが、
来なくなってしまった。
 
  
 
いつ、介護にかかわる人が来るかもしれない。
ここには、いられない。
2階で、一人ぼっちはいやだ。
ここは、私の家じゃない。
出て行かなければ。

 
 
 
自分の居場所が見つけられず、
外に出てしまうんだろう。
 
花子さんにとって、
極端な変化に、ついて来れなくなっている。
 
 
でも、これからの介護と支援のことを考えると、
我慢のしどころだ。
 

 
最後はきっとうまくいくことを信じて。
  ( コメントで頂いた言葉です )
 
 
 
 
夢の、ショートステイを目指して。
  ( このことも、そのうち )
 
 
 
今回の一連の記事で、たくさんのコメントを頂きました。
本当にありがとうございました。
皆さんの、暖かい励ましに感激しています。
目覚めさせてくれる、厳しいご意見も大変ありがたい。
一つ一つの言葉を、大事にしています。

 


 
 
 
 
    
  
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コメント
こんばんは。
私の母の徘徊が落ち着いた理由は いくつかありますが 大きな理由に「薬」があげられると思います。薬を変えてから、というか、病院を変えてから ものすごく穏やかになりました。薬ってすごいなぁ、と ものすごく驚いた記憶があります。
良い医者、良い薬に出会うのは とても大切なことだと思います。
スリブリさんは本当に色んなことがわかっている上で考え、葛藤しているんだなぁ、と尊敬します。
梅雨が終われば花子さんの心も晴れてくれるといいですね。その向こう側には幸せの虹が見えますように。心から祈っています。
2010/06/30(Wed) 02:35 | URL | ゆき | 【編集
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2010/06/30(Wed) 03:51 |  |  | 【編集
昨日、母親がアルツハイマーだと知りました。58歳です。何年も前から何ヵ所もの病院を検査めぐりしてやっと辿り着いた病院で脳の萎縮、行動からアルツハイマーと診断されました。症状は数年前の何倍も悪くなり、排泄食事も思うようにいかなくなりました。夜中も寝ずに動き回ります。歳をとったらあちこち旅行にいきたいなと私達が子供の頃話していました。右も左も分からない母親にこれからどうしてあげたらよいのか悩みます。親元を離れ県外に生活していますから、いつも側にはいてあげれません。不安だらけです。いろいろと勉強させて下さいね。
2010/06/30(Wed) 08:10 | URL | いちご | 【編集
笑顔
スリブリさんこんにちは!


昨夜コメントさせていただき…今日は公休なので朝からスリブリさんのところへ訪問してみました。

スリブリさん!笑っていますか? ひと呼吸おいて…鏡を見て笑って下さい。

助けてくれる人はたくさんいます。全てを自分でこなす介護が良い介護ではないんです。…介護する人される人…共に気持ちよく、だからこそ時に心を鬼にすることも必要なんです。今の課題はデイケアに行ってもらう事、多分通っても入浴は拒否かもしれませんね。そうしたら入浴は気長にスリブリさんが入れてあげたら良いのだと思います。

一方的にいつも書いていてスミマセン。実は私、老健の看護師をしています。認知の方のフロアもあり、勿論デイケアも…。

スリブリさんの行動範囲やそこまで行く時間などが書いてあるのを何度か目にし、多分スリブリさんとはご近所の市…と思い、もしやいつか花子さんが…?と思っております。
2010/06/30(Wed) 11:14 | URL | マリア | 【編集
薬のコメントがあったので、ひとこと。スリブリさんも十分わかっておられるとは思いますが、薬で感情をコントロールするのは最終手段です。簡単には考えないで下さいね。

私の施設でも、暴力など致し方ない状況の場合、薬が処方されます…。激しい抵抗をし、暴れていた方から生気がなくなります。同じ方かと薬の怖さを痛感します。集団ですからひとりに付ききりになることは難しく、また身体拘束などもモラルの点からは避けたい。…と施設では最終手段として投薬となります。

おとなしくなって楽。介護看護職員として正直な気持ちではありますが…。人格をも変えてしまう強い薬を投薬させて良いのか?もっと良いケアはないものか?

自分の親だったら納得出来るか…?せざるを得ないのか…? いつも自問自答しています。
2010/06/30(Wed) 18:02 | URL | マリア | 【編集
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2010/07/01(Thu) 08:25 |  |  | 【編集
はじめまして。ブログを始めたばかりでこちらに伺いました。
スリブリさんの奥様への深い愛情を感じ、拝読しながら胸が詰まりました。
私は夫の実家で義父の介護をしております。
義父は85歳、アルツハイマー型認知症ですが、診断を受けてから10年ほど経ち、今は本当に穏やかに暮らしております。
以前は暴力や徘徊(この言葉はあまり使いたくありませんが)などで
どう接したらいいのか、大変な日々でした。
徐々に増やして、今は週3回、デイサービスに行っています。
ケアマネージャーの方、義父のかかりつけの精神科医には、
私の嫁としての悩みまで話せるようになり、介護させていただいている側の負担が軽くなりました。
これはとっても大きなことでした。
若年性の認知症の方はまたもっと大変なことを抱えていらっしゃるかと思いますが、どうぞお一人で抱え込まず、お近くの誰かに頼ってくださいね。
初めてお邪魔して生意気なことを申しました。お許しください。
スリブリさんと奥様、ご家族のお幸せを祈っております。


2010/07/01(Thu) 14:16 | URL | はーちゃん | 【編集
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