前回の日記で、
 
キーパーソンとして、
決断しなくてはいけない相手とは、

親父のことだ。

決めたことで、多少進展はしているが、
これが、最終決定とは言えない。

まだまだ、状況に応じて、
判断していかなければ。

このことは、これまでの変化を、
順に追って、書いていく必要がある。

それは、僕の記録として、
また、介護に直面している人たちと、
分かち合える事として、、、  だ。




だけど、花子さんに、状況変化が起きている。

親父のことは、後日書くので、
先に、ここ4日間の話を。 



4日前、いつものように、
晩御飯介助で、病院へ行った。

インターホンを押して、
病棟のドアを開けてもらう。

開けて頂いた、ケアワーカーの方から、

花子さん、車椅子に乗っているんです。
体が斜めになってしまい、
歩くことが出来なくなってしまいました。

すぐ、看護師さんのところへ行き、
説明を受ける。

今日、朝起きたら、体が保てなくて、
ベッドから落ちてしまいました。

すぐに立ち上がって、歩きはじめましたが、
首が下に向いたままになっていて、
前を見ることが、できませんでした。

足元も確認が出来ず、つまづいたり、
正面のドアに、ぶつかってしまいます。

そのままだと危険なので、
車椅子に乗っています。

デイルームに行くと、
花子さんは、車椅子に座っていた。

腰には、安全ベルトがつけられ、
立ち上がれないようになっていた。

首が、直角に下を向き、
不機嫌そうに、つぶやいている。

僕が、足を折り曲げ、
下から花子さんの顔をのぞく。
話しかけても、視点が合わず、
僕のことがわからない。

面会室に連れて行ってもらって、
僕がいる間だけ、車椅子から
降ろさせてもらった。

晩御飯が運ばれてきたので、
話しかけながら、食べさす。
笑顔が戻り、食べ始めた。

水分が足りてない気がして、
出来るだけ、お茶を飲ました。

顔が下を向いているので、
スプーンにのせたご飯を
上手に食べれなかったが、
時間をかけて、何とか、完食。

お茶も、コップ2杯飲ますことができた。

歯を磨きに、洗面台まで連れて行く。
足がふらふらしていて、
上手に歩けない。

出来るだけ、いつものように。

歯を磨いて、トイレへ連れて行った。
便器に座ったが、用は足せなかった。

面会室に戻り、
車椅子に、座らせ、
僕の手で、安全ベルトを着け、
ロックをかけた。



翌日、気になり、少し早めに病院へ行く。
花子さんは、まだ車椅子に座ったままだ。

看護師長さんから、説明を受けた。
担当Dr.は、週に一度だけの診療なので、
まだ、診察はしてもらっていない。

急に出てきた症状のため、
危険防止の、対処処置だけで、
様子を見ている。

体調変化は、薬の変更から
起こることが多いが、
3か月以上変わっていなく、
穏やかに、落ち着いていた。

なぜ、急に体が傾いてきたか、
私たちにもわからないんです。

今までの経験で、
急に、こういった症状が出る方は
いませんでしたか。

花子さんのような症状の方もいます。

その人たちは、どうなりましたか。

一過性の方もいます。
進行から来る方は、
寝た状態になってしまう場合もあります。



昨日は、病棟に入ると、
花子さんは、ナースステーションの椅子に、
座っていた。

車椅子ではない。
周りに、看護師さんが必ず付いていて、
見守られていた。

下を向きながら、不機嫌そうに怒っているのは、
変わらずだ。

病棟の入り口を開けてもらい、
花子さんと、庭に出た。

風が気持ち良い。

ずっと話しかけていると、
少しずつ落ち着き、
笑顔が出てきた。

水分が足りていないので、
500mlの、ジュースを飲ませた。

1時間くらい、外で、過ごす。
庭を散歩する。

外の日差しが、心地良い。

散歩をする間は、手を強く握っていないと、
すぐにつまずいて、転びそうになる。
歩行も、小刻みだ。

顔が上向かないので、
気を引かせようとして、
飛行機、鳥、雲の話をするが、
自分で、顔をあげることができない。

首が下に向いているので、
肩を痛がる。

おでこに手を当てて、顔を持ち上げながら、
肩にタオルをかけて、マッサージをすると、
気持ち良さそうに、目をつむる。

晩御飯は、時間をかけながら、
その日も、完食。
コップ2杯のお茶も飲ませた。



今日、午後から用事があるので、
昼食の時間合わせて、
会いに行った。

花子さんは、廊下をあるっていた。
頭には、ぶつけても怪我をしないように、
毛糸の帽子。

近づくと、鼻水を垂らしながら、
泣いていた。

泣き声が強くなった。

僕が近づいて、話しかけても、
誰だかわからない。

最近は、いつもそうだ。
でも、手を繋ぎ、楽しそうにすると、
さっきまで泣いていたのを忘れ、
笑顔が出てくる。

病室に入り、鼻を、
「チ~ン」とさせると、
げらげら笑いだした。



少しずつ良くはなっている。
でも、首の曲りと、歩行の不安定さは、
変わらない。



このまま、進行させて、
寝たきりには、させない。

なんとしてでも、呼び戻す。

歩くことができて、
普通のご飯が食べれることを、
維持したい。

まだ、大丈夫。



僕が病院へ行って、介護できるのは、
わずかな時間だ。

でも、その時、
ずっと、寄り添い、
時間をかけて、いつもの通りに接すれば、
日常のことを、こなすことはできる。

食事に入るときは、笑顔を取り戻し、
美味しそうに、食べてくれる。

歯を磨くときは、顔が下を向いているので、
僕が下から覗き込めば、
口も開いてくれるし、
口をゆすぐときは、
「ブクブク、ペッ」をしてくれる。

トイレは、数分間座って、
出るまで我慢。
「オシッコ」をさせて、
オムツのパットを取り換える。

すべて終わらせ、
デイルームのテーブルに座らせると、
安心して、
看護師さんに、お願いできる。

病院側も、僕が行くと、
喜んでくれている(と思う)。



大部分の介護は、病院へお任せしているが、
家族がかかわることによって、
良いバランスが保たれてると、思ってる。

 
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コメント
食事を完食させてるスリブリさんの介助は素晴らしいです☆
参考にしてる人が日本中にいますよ!
2012/07/15(Sun) 20:21 | URL | nsdap | 【編集
スリブリさん 一度、痙性斜頸(ケイセイシャケイ)という病気を調べてみて下さい。
2012/07/15(Sun) 21:49 | URL | とまり木 | 【編集
きっと…
花子さんの症状は改善されると思います。
何度かお話した、花子さんとよく似ているうちの施設のMさんも、傾斜がかなりひどく、一時食事も全介助になった時期がありましたが、最近、傾斜もなくなり(少しだけ首は前に出ている感じですが)ドアにぶつかる事もなくなり、食事もなんとか自力摂取しています。ただ、この最近、感情的になる事が多くなりましたが…

病院のスタッフの方達、本当に感謝されていると思いますよ。
2012/07/16(Mon) 08:58 | URL | りいこ | 【編集
はじめまして。
何気なく一位にランキングされていたので拝見。一番最初から、ざっと見ました。実は私の母親は実の両親の介護を14年くらいまえから行っています。二人合わせて195才になります。今は二人共、認知症です。いろんな制度があっても役場ではあまり親切には教えたがらない?様な感じがします。最近はインターネットの普及があってこそわかる事もたくさん。今回も参考になることがたくさんありました。母はインターネットをしないので私が解る限りで調べる感じです。また遊びに来ますね!
2012/07/17(Tue) 01:23 | URL | たまちゃん | 【編集
お久しぶりです。
冬季措置と言う制度があるらしく、施設に入所して8か月。
入所当初は、自力で歩けていた母。
歩けると言う事は
母にとって、唯一の意思表示でした。
歩けるうちは、私のこともおぼろげでも、認識していた様でした。
会話も少しは咬み合っていた様に思えましたが・・・・・。
何時も同じテーブルの同じ席に座っている様になったころから
自分の世界に入ってしまいました。
エアー仕事。
エアー食事。
この様な行動も多々見える様になりました。
人と目を合わせない。
その為、身体に触れると、大騒ぎになる。
食事は、何とか自力で出来ている。
しかし、身体が傾き、テーブルとの向き方を保てない時があり
身体の傾きを直そうと、身体に触れると、身体を硬直させ抵抗する。
その様な時は、食事介助が必要になります。
歩けない。
車椅子の使い方を今更、覚えることも出来ない母。
空想の中にしか、自由はないのかも知れません。

花子さんと、母は、違うと思います。
それは、スリブリさんと会った時の「笑顔」。
目と目で、意思表示が出来ているうちは、大丈夫だと
私は、実感しています。
2012/07/19(Thu) 09:36 | URL | サブリン | 【編集
ただ、ただ画面のこちら側から見守らせていただくのみです。
これからも書き続けてください。お願いいたします。お願いいたします。。。
2012/07/19(Thu) 21:33 | URL |  | 【編集
私の母も
はじめまして。
ふっとしたきっかけで読ませていただきました。私の母も49歳で発症し、四年目ですが、もう腰は曲がりきってしまっています。
マッサージをしたりしていたのですが、進行を止められませんでした。
歩くのが不自由になり、色々と介護が大変になるので、早く看てもらえると良いですね。頑張って下さい。
2012/08/03(Fri) 02:24 | URL | かおり | 【編集
はじめまして
アルツハイマーじゃなく、レビー小体型認知症ではないでしょうか?
2012/08/07(Tue) 19:18 | URL | ティンク | 【編集
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