親父が入院して、2週間たった。
 
その間に、8月12日の誕生日を迎え、
95歳になった。


素晴らしい。


 
8月1日の入院以来、毎日病院へ行っている。
まあ、花子さんと同じ病院。
花子さんが、1階で、
親父が2階。
 
行きやすい。
 
 
 
親父の症状は、
行くたびに、どんどん落ちている。
 
94歳の親父が、
病院へ入院するのは、
環境変化から、急激に進行するのではないかと思ったが、
やはり、その通りになっている。
 
入院させる前は、
悩み、苦しんだ。
 
でも、2週間たった今、
入院させて、良かったと思っている。
 
親父の進行は、遅かれ早かれ、
現在の状況が、必ずやってくる。 

入院翌日から現れた症状は、
お袋が介護するには、限度が超えた状態だった。 
 
 
 
入院当日は、保護者であるお袋も付き添った。
「医療保護入院」のため、保護者が必要だ。
配偶者が保護者になる。

キーパーソンであっても、僕は保護者になれない。
僕が保護者になるには、家庭裁判所へ行き、
「保護者選任手続」を行なわないといけない。
 
お袋は足が不自由だが、保護者として同席するので、
連れて行かないといけない。
 
僕一人で、車椅子を2台動かすのは無理なので、
息子のタロウに電話をしたら、星子さんと二人できてくれた。
 
専門職の星子さんが同席してくれると、
心強い。
 
 
 
入院前夜、親父とじっくり話し合って、
1ヶ月の検査入院と言うことで、
納得してくれた。
 
親父も不安なところがあったのだろう。
1ヶ月入院すれば、元気を取り戻せると思い、
前向きになってくれた。
 
かなり、苦労したが。
 
 
 
入院を受け入れ、
みんなで励まして、病院を後にする。
 
ご機嫌よく、明るかったのは、
ここまで。 
 

 
その日の深夜、
目を覚ましたそうだ。
 
自分がどこにいるのかわからず、
状況が判断できなかった親父は、
大声を出して、暴れ回った。
 
なだめに来た看護師さんに手を上げ、
座っていた車椅子の、手すりのクッションをはがし、
ブレーキを、へし曲げた。
立ち上がって、カーテンに手をかけ、
引きちぎったらしい。
 
本人にしてみれば、目を覚ましたら、
状況がよくわからず、
人が寄ってきて、押さえようとしたので、
反抗した。
 
認知症の人に、よくある症状だ。
 
でも、94歳の年寄りは、元気があふれていた。
 
 
 
夕方病院へ行ったら、
親父は車椅子に乗り、
うつらうつら、していた。
 
僕のことはわかる。
 
でも、入院をしていると言うことはわからず、
今、「松竹大船撮影所」にいると思っている。
 
車椅子から立たせ、病棟内を一緒に散歩すると、
病室を、控え室、
デイルームを撮影所と思ってる。
窓から眺める風景は、大船と違うので、
 
ずいぶん変わったな~
 
と驚いている。

松竹で働いたことはないのだが・・・ 


ある日は、デイルームで、
講演をしている。

周りの患者さんは、まったく見ていないが、
一人でしゃべってる。

ドイツの情勢は…
中国で物を作らせるとき…
シベリヤに抑留され…
戦後の混乱期…
日本の観光地…

話しがあっちこっち飛んで、
何のまとまりもない。
 ( でも、僕は、親父が何を話したいのか、すべてわかる )

親父に、

話しながらでいいんで、少し歩こうか。

まだだ、あと5分で終わる。

足を鍛えた方がいいよ 
 
いい、かまわない。
 
なだめながらようやく散歩をさせたが、
始めの5分は、立つことも出来ず、
僕が後ろで、支えた。
 
少しずつ歩けるようになるが、
15分くらいで、座り込んでしまった。
 
 
時間、場所、人がわからない見当識障害が強く出て、
今は、空想の世界をさまよっている。
 
入院前は、意欲もあり、前向きだった。
これまで、親父は人生を、張り詰めていた。
入院してからは、一気に気が緩み、
年相応の、お年寄りになってしまった。
 
 
 
心配なのは、親父だけではない。
お袋も、無気力になってしまった。
 
最近は、ようやく元気が出てきつつあるが、
入院してからの10日間は、昼間寝てばかりで、
食事とらなかった。
 
昼に、僕がお粥、そうめんを作るが、ほとんど手をつけない。
 
今年の4月までは、1階では、孫と3人住まい。
7月までは、親父と二人。
8月からは、一人。
 
親父とは、毎日けんかをしながら、
大声を出し合っていた。
 
急に、張り合いがなくなる。
あんなに好きなオリンピックも、見ないでいた。
 
でも、週2回のデイサービスは、
喜んで行っている。
 
僕が下におりて、一緒に食事をすると、
食べることが出来る。
 
もう少し元気が出てきたら、
デイサービスを、1日増やすつもり。
 
僕が花子さんを入院させた時、
Dr.から、
 
疲れが取れるのに、1ヶ月かかりますよ。
 
と言われた。
本当に、1ヶ月かかった。
 
お袋も、9月に入って、少し涼しくなれば、
元気が出て来るだろう。
 
 
 
 
さて、晩御飯

花子さんは、豆腐のそぼろあん定食
 
豆腐のそぼろあん定食 
 
僕は、鰤の照り焼きと、にら玉。
お酒は、宮城の浦霞。
 
鰤の照り焼きと、にら玉

   
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コメント
はじめまして★
最近、日曜にやってるドラマを見てて
調べてたらこちらのブログにたどり着きました。

私は20歳で介護にはほとんどわかりません。若年性アルツハイマーについてもほとんどわかりません。
けど、さかのぼってブログを見てなんて言って良いのか言葉が見つからないけれど、影ながら応援しています。

まだまだ暑い日が続きますががんばってください。
2012/08/16(Thu) 14:07 | URL | 名無し | 【編集
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2012/08/16(Thu) 23:01 |  |  | 【編集
どこにそんな力があるんだろう、という程、本当に凄い力がありますよね。私達も抵抗され、多少の傷を追う事もあります。
その力の奥には、どんな想いがあるのだろうと、時に、悲しくさえ思える事もありますが、これから先の人生、少しでも楽しい思いを残してあげられたらと思います。
2012/08/19(Sun) 22:14 | URL | りいこ | 【編集
こんばんは!
もう2週間経つんですね~
時間が流れるのが早いです。

すごく悩まれて決断されたお父様の入院。
良かったと思えて本当に良かったですね!
ブログを拝見する範囲でしかわかりませんが
スリブリさんが「良かった」と思えて良かった。
2012/08/27(Mon) 01:51 | URL | ちび | 【編集
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